第八十六部第四章 エウロパが受けた衝撃その四十四
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「このバターライスをな」
「食べてもらうのですか」
「そうする、パンやジャガイモを食べてもいいが」
これまでの主食もというのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「カレーを大いにな」
「食べてもらいますか」
「そうしてもらう、米が主食なら」
これまでの野菜のポジションではなくというのだ。
「何かが変わるかも知れない」
「連合の様に」
「連合はパンだけではないからな」
「そしてジャガイモだけでもですね」
「ないからな」
それでというのだ。
「試しにだ」
「お米を主食にですか」
「食事をしていこう、思えば米はだ」
そのバターライスを見つつ言った。
「腹持ちがいい」
「パンよりも」
「その意味でもいいかも知れない、ではな」
「これよりですね」
「暫く私は主食は米にする」
こう言ってだった。
フレッセルはボロネーゼのスパゲティを食べてからだった。
他の料理を食べバターライスも食べた、すべて食べてから彼はシェフに言った。
「確かにパンよりもな」
「お腹にですか」
「腹持ちがいい」
こうシェフに返した。
「随分とな」
「左様でありますか」
「そしてだな」
フレッセルはさらに言った。
「米は栄養価が高い」
「麦よりも」
「そうだ、だからだ」
それでというのだ。
「栄養摂取もな」
「かなりいいというのですね」
「パンよりもかも知れない」
「ではその意味でもですね」
「いいかもな、では暫くな」
「お米を主食にされる」
「その様に料理を頼む」
こうシェフに言った。
「いいな、それで翌朝だが」
「朝食は、ですか」
「カレーライスを言ったが」
「はい、既にです」
シェフはすぐに答えた。
「もうその用意はです」
「出来ているか」
「はい」
まさにというのだ。
「カレーをです」
「出してくれるか」
「如何でしょうか」
「楽しみにしている」
これが彼の返事だった。
「そちらもな」
「それでは」
「パンよりも胃にたまりそうだな」
「そうですね、カレーはです」
「腹持ちがいいな」
「そうした料理ですので」
それでというのだ。
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