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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)改 再構築
1部 魔窟海鳴市
1章 始まりは突然に
最終戦
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空間が歪み始める。
イレインは再び立ち上がり、目には狂気と悪意が宿っていた。
我に返って俺に向かってきたがもう遅い
「わが剣となりて敵を滅ぼせ」
イレインの腕が振り下ろされ、鞭が俺に迫る。しかし、その前に俺は強く力ある言葉を発する。
『
爆霊地獄
(
ベノン
)
』
呪文が放たれると同時に、魔法のエネルギーがイレインを包み込み、爆発的な光とともに爆風が広がる。イレインの姿が吹き飛ばされ、鞭は消え去った。
その残骸は、焼け焦げた機械の骨組みとなって床に散らばった。
俺の魔法の一撃によって、イレインの姿は消え去り、部屋中には煙と焦げた匂いが漂った。そのまわりに散らばった機械の骨組みは、まるで地獄からの使者が訪れたかのように不気味に光り輝いている。
「くっ…この…このメスガキが・・・」
一瞬イレインの声がどこからか聞こえ、部屋の中に響き渡る。
しかし、その声もやがて遠のいていった。
「なに〜」
氷室は驚きうなっているが、そんなもの知ったこっちゃない。
『魔法の
矢
(
マジックミサイル
)
』
「逃げるんじゃねえ〜」
俺は力ある言葉を使い、魔法の矢を出し、氷室に直撃させた。それは直撃を食らい、
煙幕みたいなものが広がった。その中から大きな蝙蝠が現れた。
「我々夜の一族は限りなく不死身だということを教えておいてやろう。
南條とやら、覚えておくがいい。私がどこに…ぐへぇ」
「こんな怪しい蝙蝠見たことねえぜ」
奴の会話を遮り、俺は大きな蝙蝠をラリアットで動きを止め、地面に叩き落した。
「さて俺も疲れた。お前がこうもりになってくれたおかげで非常に残忍で、お前好みのすごく鬼畜な呪文を思い出した。光栄に思え」
「い・命だけは…」
さすがにこの場で強がりはいえないらしい。
俺は呪文の詠唱を始めた。
「キー・オーブ・プラタ・ロー 蝙蝠の羽より来たれ 夜魔の王 我が爪に宿り 契約の効力となれ」
俺の手元に、暗黒のエネルギーが集まり、蝙蝠の姿をした魔力が浮かび上がった。
その魔力は俺の周りを取り囲み、恐ろしいほどの力を秘めているように感じられた。
「これはなぁ蝙蝠の皮膜が必要な呪文なんだが、丁度お前が蝙蝠だからいいよな食らいな。
よろこびな
貴様は滑稽で面白いからな、
貴様には自分の生死を選択する機会を与えてやろう」
「お前には人の情は無いのか!!」
今更こいつは何を言ってるのか?
哀願したすずかに何をしたというのだ
「人の情?ねえな」
『
青爪邪核呪詛
(
アキューズド
)
』
「この呪文はなぁ俺の命令に逆らったり、爪を外そうとするとその行為の度に応じて赤く変色していき、
最終的に爪が真紅に染まったとき呪いが発動し、
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