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スーパーヒーロー戦記
第4話 マジンガーZ危機一髪
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った。
 それを受けたどの鉄仮面もニヤリと口元を持ち上げていた。





 時刻は夜。
 片付けを終えたのでさやかやボス達は既に帰宅し、なのはは家に帰れそうにないと言うので自宅に連絡をしておき今は兜邸でお世話になっている。
 現在は甲児やシローと三人でテレビを見ている最中であった。そのテレビには絶景の自然と湖が映っていた。

『自然が残る竜ヶ森湖の景色は絶景です。皆様もお休みには是非此処竜ヶ森で絶景を楽しんではいかがでしょうか?』

 丁度テレビでは旅番組が流れており其処に映ったのは綺麗な湖であった。木々が立ち並び湖に映る日の光が幻想的であった。それを見て三人も正にその通りだと思っていた。自然は何時になっても人の心を和ませてくれる癒しの場なのだ。

「良いなぁ、今度の休み皆で此処にキャンプにでも行くか」
「流石兄貴! 良い事言うぅ!」
「おいおい、おだてたって何もでねぇぜ。それとなのはちゃんも一緒にどうだい?」
「え? 良いんですか?」

 急に話を振られたので驚いたなのはが目を大きく開いて甲児を見る。
 それに甲児は頷いた。

「遠慮すんなよ。暫くは家で過ごすんだし此処はど〜んと来いってんだぁ」
「でも竜ヶ森って福島だろぉ? 大丈夫かよ」
「平気平気、いざとなったらマジンガーで移動すりゃ良いしさ」
「おお怖っ、生兵法で動かすのだけは勘弁な」
「うっせぇやい!」

 楽しそうに話し合っている時であった。
 呼び鈴の音が鳴り出した。どうやら来客であろう。しかしこんな時間に一体誰だ?
 新聞が来るには早過ぎるし出前など取って居ない。さやかやボスと言う線もあったがそれもない。もしそうならその前にバイクのエンジン音が響いて来る筈だ。
 呼び鈴が仕切りに鳴らされている。

「誰だろう? こんな時間に」
「おいシロー、ちょっくら見て来いよ」
「へぇい、ったくあんなに鳴らさなくたって良いのによぉ」

 愚痴りながら扉を開く。目の前に映ったのは中世の鎧を模した服だった。眉を顰めながらシローは視線を上へと向ける。
 其処にあったのは鉄仮面を被った何者かであった。その姿にシローはギョッとする。
 そいつは手に両刃の長い剣を持っており迷う事なくシロー目掛けて振り下ろしてきた。

「うわわっ! 兄貴ぃ! 人殺しだぁ!」
「大丈夫かシロー!」
「ひ、人殺しぃ!」

 シローの叫びを聞き甲児となのはが駆けつける。
 すると剣を持った何者かが甲児を睨んだ。剣の切っ先を突き出して甲児を睨んでいる。明らかに殺気が篭っている。しかし、それよりもこいつからは人間が放つ生気が感じられない。
 まるで機械だ。

「貴様が兜甲児だな? お前の体、一度死んで貰うぞ」
「何だって!」
「そして、あしゅ
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