第4話 マジンガーZ危機一髪
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「さ、さやかさん! 俺ロリコンじゃねぇよ!」
「どうだか? 兄貴結構スケベだからなぁ」
「シロー!」
さやかとシローの両挟みを受けて甲児はタジタジの状態でもあった。
そんな甲児を見てなのはは苦笑いを浮かべていた。
「あ、そうだ。ユーノ君も一緒で良いですか?」
「あぁ、別に良いぜ。お前もそれで良いよな? ユーノ」
「キュ〜」
甲児の問いにユーノは鳴き真似をして答える。
普通に返事しても良かったのだが彼の事情を知らないさやかや弓教授、それにシローを余り驚かせたくないと言う思いもあったからだ。
甲児のその応対になのはは安堵し、懐の中から赤い玉、レイジングハートを取り出す。
「ん? なのはちゃん、それは一体何だい?」
「あ、これですか? これはレイジングハートと言いまして…」
【始めまして。レイジングハートです】
「うっ! いやぁこりゃ驚いた。一体何処から声が出ているんだ?」
「良かった見てみます? 良いよね、レイジングハート」
なのはがレイジングハートを目の前に持って行き尋ねる。
【私は構いません。ですが、くれぐれも分解はしないで下さいね】
「良いみたいですよ」
「いや、悪いねぇなのはちゃん」
なのはからレイジングハートを受け取り、それを繁々と見つめる弓教授の目は真剣そのものであった。
「ふ〜む、見れば見るほどに分からん。明らかにこれにはわれわれの世界にはない技術が詰め込まれているみたいだ。一体何処で作られたと言うのか?」
【マスター、彼に私の詳細をお教えてしましょうか? それとも黙認しておきますか?】
「別に大丈夫だよ。教えてあげよう。私も知りたいし」
【分かりました。弓教授、それでは私たちデバイスについてお教えします】
そう言うとレイジングハートから光が発せられた。
その光は天井に当てられ、映像が映し出される。
【私はマスターの戦闘を補助する目的で作られたデバイスと言う類の物です。
そのデバイスには様々な種類が存在しております。ですが、其処までの知識は備わっておらずあるのは私の種類は自我を持ったデバイス「インテリジェントデバイス」と言う事だけが判明しております】
「デバイスだって? 聞いた事ない言葉だ。」
弓教授の目がどんどん活き活きとなってきた。
彼も科学者の一人だ。未知の技術に興味が沸くのは勿論なのだろう。
そんな弓教授にレイジングハートは続けた。
【私を扱うには相当の量の魔力資質が必要となるのです。其処へ来ると今のマスターは素晴らしい才能の持ち主ともいえます】
「何、魔法だって?」
「嘘みたいに思えるでしょうけど、言ってる事は本当なのよお父様」
驚く弓教授にさやかが付け足した。
【ですが、今のマスタ
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