第4話 マジンガーZ危機一髪
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!」
そう言ってあしゅらの前のモニターに映像が映る。
其処に映ったのは、先に機械獣を葬ったエネルガーZとアイアンZ。
その二体を軽々と蹴散らす一体の巨人が映っていた。
「な、何と! 機械獣ガラダK7とダブラスM2を倒したあの二体の魔神を容易く倒したとは! あのロボットは一体?」
「恐らく兜十蔵が作ったロボットだろう。彼奴め、何時の間にあれだけのロボットを作り上げたのだ?」
その巨人こそ兜甲児の操るマジンガーZであった。
マジンガーZは圧倒的力でエネルガーZとアイアンZを蹴散らしたのだ。
その光景にDr.ヘルも冷や汗を流していた。
今の機械獣ではとても勝てる相手ではない。
だが、このまま指を咥えているなど彼のプライドが許さない事であった。
「あしゅらよ、貴様はあのロボットの詳細なデータを集めて来い! それを元にワシはあれを凌ぐ機械獣を製造する」
「ははっ、このあしゅら、直ちに赴き謎のロボットのデータを収集して参ります」
「吉報を待っているぞあしゅらよ」
去り行くあしゅら男爵を見送るとDr.ヘルは再びコンソールの前に座り操作を行った。
そして、先ほどのロボットの映像を再び見直していた。
「それにしてもあれだけのロボットを兜十蔵博士は何時の間に作ったと言うのだ?」
険しい顔でDr.ヘルはその映像を見ていた。
すると、そのマジンガーZがアイアンZの胴体を吹き飛ばした時、Dr.ヘルは驚くべき物を見た。
それは、なのはがジュエルシードを封印した際にその映像の一部始終が映っていたのだ。
「おぉ! あれは間違いなくジュエルシード! では、あの二体の中にはジュエルシードが埋め込まれていたと言うのか? やはりジュエルシードは素晴らしい物じゃ。あれを手に入れ機械獣に組み込めば正しく無敵の機械獣が完成する。じゃがそのジュエルシードを内臓したあの二体のロボットすらあのロボットは蹴散らしてしまった。恐るべき強さじゃ…」
映像では最後に残ったエネルガーを蹴散らしたマジンガーZとその中にあったジュエルシードを回収するなのはの姿が映し出されていた。
だが、その光景は今のDr.ヘルには全く気にならない事なのであった。
***
此処は富士山麓の中にある光子力研究所。
其処に兜兄弟となのはは訪れていた。
さやかの案内で訪れたのだ。
何せあれだけの巨体を誇るマジンガーZをそのまま町に置いておく訳にはいかないからだ。
其処へ来ると光子力研究所の中には巨大ロボットを格納出来る格納庫がある。
其処へ行けばとりあえずマジンガーZを格納する事が出来ると言う事なので此処に訪れた次第でもある。
「いやぁ、それにしても驚いたよ。あの兜
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