第4話 マジンガーZ危機一髪
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その頃、甲児の家の回りでは多数の警官隊が守りを固めていた。
そして、家の中では警官隊を指揮していた人と甲児達が話をしていた。
「とりあえずこれで一安心だな。今日は俺達警官隊が守りを固めているから安心だ」
「あの人達、助かるんですか?」
「無理無理、死んでるしな」
「それって、俺殺人罪になるんですか?」
甲児が不安になる。
事故とは言え甲児はあの鉄仮面を剣で刺し殺してしまったからだ。以下に化け物とは言え元は人間、それも改造されたとは言えその時まで生きていた人間を刺し殺してしまったのだ。下手したら殺人罪は免れない。
が、それに関してはその人は笑っていた。
「なぁに、お前さんのやった事は正当防衛で無罪だよ。大体小説の主人公はそうなるって決まってるしな」
「はぁ、俺主人公で良かった」
ホッと胸を撫で下ろす甲児。
だが、その時であった。外の方で激しい地響きが起こった。
「な、なんだ!」
皆が外に出る。
外では巨大な機械獣が襲ってきていたのだ。
警官隊の皆が応戦しているが所詮人間の力では機械獣に立ち向かえる筈がない。
「やべぇ、逃げろ! 人間の力じゃ機械獣に対抗できねぇや!」
「おっちゃん、シローとなのはを頼む! 俺は家の中にあるパイルダーを取ってくるからよぉ」
「マジかよ兄貴ぃ!」
パトカーに乗り込むシローの前で甲児が家に向かい走っていく。
だが、なのはも乗り込もうとした時足が止まった。振り返り甲児達の家を見る。
「いけない! レイジングハートも家の中にあったんだっけ!」
「危ないよなのは! 僕もついていく!」
なのはの肩に乗りユーノも一緒に家の中に入っていく。
「ってぇ、何でなのはまでついてきてるんだよ?」
「御免なさい。でも家の中にレイジングハートを置いてきちゃってるんです」
「マジでか! 何処に置いてあるんだ?」
「確か、パイルダーの近くに置いてた筈です!」
どうやら向かう所は同じようだ。
急ぎパイルダーとレイジングハートの置いてある場所に辿り着く。
其処にはパイルダーとレイジングハートが置かれていた。
「良かった。ちゃんと置いてある」
「急げなのは! このままだと生き埋めになっちまうぞ!」
パイルダーに乗り込んだ甲児が叫ぶ。その時、天井が凄まじい力で揺さぶられた。機械獣が家を叩いているようだ。
既に大きな亀裂が走り出している。走っての脱出は無理だ。
「間に合わねぇ。乗り込めなのは! このまま研究所へ直行するぞ!」
「は、はい!」
頷きパイルダーに飛び込む。それを確認した甲児はパイルダーを起動させて家から飛び出した。
その直後、甲児達の家が機械獣の攻撃により完全に破壊されてしまっ
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