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おぢばにおかえり
第八十一話 大教会でも一緒その十四

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「布教所だってね」
「所長さん男の人ですね」
「それでわかるでしょ」
 新一君に言いました。
「そもそもおみちは夫婦揃ってよ」
「それでこそですね」
「だからね」
「男の人も必要ですね」
「若しもよ」
 私はさらに言いました。
「秀司様がおられなかったら」
「教祖様の息子さんの」
「おみちもどうなっていたか」
「そういえばあの人凄い活躍されてますね」 
 新一君は教祖様の息子さんであられ何かと教祖様を支えてこられたこの方のお名前を聞いてはっとなって言いました。
「妹さんのこかん様と一緒に」
「お二人がそれぞれね」
「もう教祖様を支えて」
「おみちの初期はあったでしょ」
「本当に苦労されて」
 そもそもおみちのはじまり自体がこの方の足が悪くなってからでした、そこから治す為に祈祷をしてもらう中でのことでした。
 立教は十月二十六日、まさにこの日にはじまりました。
「大変でしたね」
「そうでしょ、若しもよ」
「秀司様がおられないと」
「男の人がね」
「おみちもはじまっていないですね」
「そうよ」
 教祖伝を読んでいると本当によくわかります。
「あの方がおられて」
「おみちがはじまって」
「それで出直されるまでね」
 本当にその時までです。
「秀司様は教祖様を支えてこられたのよ」
「まさに教祖様の右腕ですね」
「立教してすぐで」
「一番大変だった時ですね」
「ずっと親子三人だけだったけれど」
 それでお家のものを全部差し上げた時期でもです。
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