第八十一話 大教会でも一緒その十三
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「作られてね」
「おみちにあるんですね」
「正直かなりの力があるわね」
誰がどう見てもと思います。
「奥さん達で構成されているから」
「おみちの全部ですか?」
「いや、全部かっていうと」
そこまで言われるとです。
「確かに教会は奥さんが仕切るものだけれどね」
「旦那さんを支えて」
「ご主人が教会長さんでね」
多くの教会ではです。
「それでよ」
「奥さんが支えるので」
「それでね」
教会はそうしたところだからです。
「奥さん同士のつながりに子育てね」
「そういうこと全般やるからですか」
「おみちでは女の人強いわね」
私もそのことは見てわかっているつもりです。
「文句なしにね」
「やっぱりそうですね」
「ただね」
私はこうも言いました。
「男の人も絶対に必要だから」
「おみちにはですね」
「教祖様はずっと善兵衛様と一緒におられたでしょ」
教祖様のご主人です、おみちが立教してから随分と苦労されてきた方です。教典にもそのお名前がよく出て来られています。
「それに秀司様もね」
「教祖様の息子さんの」
「あの方がおられて」
「教祖様を助けてこられましたね」
「そうでしょ」
新一君にこのこともお話しました。
「だからね」
「おみちは男の人も必要ですね」
「というか会長さん大抵男の人でしょ」
教会のです。
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