第3話 始動、マジンガーZ
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法の力なんですけど」
「魔法だって? おいおい、幾らなんでもそりゃないだろ? アニメの見すぎじゃねぇの?」
甲児が笑う。だが、現にこうしてなのはが飛んでいるのを見ると認めざるを得ないのかも知れない。
「レイジングハート、どうだった?」
【駄目です。分厚い装甲が邪魔でジュエルシードまで到達していません。あの装甲を突き破らない限り封印は難しいです】
先ほど放った光弾が封印できたかどうか聞いたが結果はご覧の有様だった。やはりあの二体の分厚い装甲に阻まれてジュエルシードにまでたどり着いていないようだ。
「甲児さん、何とかしてあの二体の魔神の装甲を破ってくれませんか? あの装甲が邪魔で封印が出来ないんです」
「そ、そうは言ってもよぉ。起き上がれないんだ!」
「ふぇぇぇ〜〜!」
余りに予想外の答えになのはは驚いた。これでは封印できるはずがない。マジンガーの協力なしではなのは一人であの二体の巨人の封印はかなり難しい。まず封印する為にはあの分厚い装甲を破る必要があるのだが先ほどでも分かった通りかなり分厚い。下手な一撃では跳ね返されるだけで終わるのみだ。
となればマジンガーZの協力が不可欠なのだが、肝心のZは手足をバタバタさせるだけで全く起き上がれないで居る。
このままでは何の展開の進展も見られない。そう思われた時だった。また別の方向から一体のロボットが現れた。
今度は女性型のロボットだった。頭部に操縦席が見られ、それを動かしているであろう操縦者が見える。赤を基調とした細身のロボットであった。
「お父様、見える? 二体の巨大ロボットが暴れてるわ! もう一体居るけど、倒れて手足を動かしてるだけみたいよ」
『こちらでも確認した、暴れてる二体のロボットは兜十蔵博士が作った試作型のロボットだ。だが、もう一体は私にも分からん。とにかく慎重に行くんだ。アフロダイAには武器が内臓されていないのだからな』
「分かったわ。任せて」
そう言いアフロダイAは倒れたマジンガーZに近づく。其処で操縦者はギョッとした。それを動かしていたのは自分と年が同じ位の少年だったのだ。アチコチ手を動かして操縦しているのを見るにどうやら素人なんだろう。
「其処の君、聞こえる? 聞こえたら返事して!」
『え? 何だ、ってかあんた誰?』
「良いから言う通りにしなさい。私が指示する通りにボタンを押して。そうすれば起き上がれるから」
少女が指示する通りに甲児はボタンを押して操作した。するとマジンガーZはゆっくりと起き上がり再び二本足で立ち上がったのだ。
「すげぇ、立ち上がったぜぇ兄貴ぃ!」
「あぁ、助かったよあんた」
『どう致しまして、でも貴方素人なのね、ロボットも満足に動かせないなんて』
「わ、笑うなよ。初めて乗ったんだ
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