第3話 始動、マジンガーZ
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しても取り出さねばならない。だがその為にはあの二体の巨人と戦わなければならないのだ。
そんな時だった。二体の魔神に向かい別のロボットが町を破壊しながらやってきた。
髑髏の顔に鎌を取り付けた姿のロボットに二本の首を生やしたロボットだった。
***
「何だ? あのロボットは!」
円盤に乗り機械獣2体を指揮していたあしゅら男爵は町で暴れ狂う二体の巨人を発見する。凄まじい暴れっぷりであった。既に町は半壊状態となっており火の海も同然であった。
「ふん、誰かは知らんが世界を征服するのは我らが主、Dr.ヘル唯一人と決まっておる。丁度良い! 機械獣ガラダK7! ダブラスM2! あの二体の魔神を叩き潰せ! 貴様らの力を見せ付けてやるのだ!」
あしゅら男爵の命を受けて二体の機械獣が咆哮し突っ込んでいく。それを見つけた二体の魔神もまた機械獣に向かい突っ込んでいく。
まず最初に攻撃を仕掛けたのはガラダであった。頭部の鎌を取り外し投げつける。その鎌に向かいアイアンZが向かい立ち腕を交差して受けの体勢を取る。
ガキンと音がした。ガラダの投げた鎌はアイアンZの装甲を傷つける事なく砕けて折れてその場に落下してしまった。
その光景にあしゅら男爵はギョッとした。
「馬鹿な! 鉄板すら豆腐の如く切り裂くガラダの鎌を受け付けぬだと! ええぃ! ダブラス、お前のレーザー砲で奴らを分解してしまえぃ!」
ダブラスが続いて顔から光り輝く熱線を放ってきた。
それに挑むかの様に今度はエネルガーZが前に立つ。するとエネルガーの目から輝くビーム砲が発射された。互いに放たれた光は目の前でぶつかり合い激しく発光する。
その押し合いに勝ったのはエネルガーのビーム砲であった。ダブラスの熱線を押しのけてダブラスの二つの首を吹き飛ばし、そのまま胴体にまでビームを放ちその巨体を真っ二つに焼き切ってしまったのだ。
驚くあしゅら。だが、そんなあしゅらなど眼中にないかの如くアイアンZは残ったガラダに向かい豪腕を放つ。
顔面に諸に食らったガラダが前のめりに倒れる。その顔は歪にへこみ火花を放っていた。そんなガラダの頭部をアイアンZは鷲掴みにした後、力任せに引き千切ってしまった。
頭部を失い手足だけがピクピク動くガラダ。其処へ再びエネルガーのビーム砲が放たれる。情け容赦ないその一撃はガラダをこの世から消し去るのに30秒は掛からなかった。
その光景を目の当たりにしたあしゅら男爵は言葉がなかった。無敵を誇る機械獣がたった数分でくず鉄にされてしまったのだから。
***
同様にその光景を見ていた甲児達も言葉を失った。何という強さだろうか? あの二体の怪物をアッサリと倒してしま
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