最年少が一番まとも
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る?
い、いや……でも……出会ったばかりだし……会ったのだって昨日ルディーさん越しと、今日のトラブル時だし……
いや……今はそれを考えている場合じゃ無いんだ。
彼女の新生活について問題を解決させないと。
俺は慌てて意識を今後の事に戻す。
リュカ様の悪ふざけのルドマンさん激怒も落ち着いてきた様で、また話し合いが再開される。
「兎も角さぁ……話を元に戻すけどさぁ……お前が出しゃばってこなきゃ万事解決なんだよ! それが解らないのかなぁ? 頭悪ぃーなぁ(笑)」
「このガキ……」
だから如何してアンタは人を怒らせる様な事ばかり言うんだよ!
『娘に一人暮らしをさせれば良いじゃん』って程度の台詞で止めれば良いんだよ!
「わ、私が一緒じゃ無いと……娘だって……た、大変でしょ!?」
「アンタが子離れ出来て無いだけだろが! 彼女だってガキじゃねーんだ! 自分の事は自分で出来るだろうし、それでも不安が残るのなら先に一人暮らしを始めた兄貴と一緒に生活させれば良いだろが! 其奴が妹に手を出すとは思えんし」
「………………お前……本当に……殺すぞ!」
信じられないくらいの殺気をウルフ閣下に向けるデボラさん。
何をそんなに怒らせた?
あまりの殺気にリュカ様に視線を向けて助けを求める。
リュカ様は楽しそうに笑い「その辺にしとけって」とウルフ閣下を窘める。
俺の隣に座ってるルディーさんからは「言いたくて仕方ないのかなぁ? 困った人だ」と小声での嘯く。
何だろうか?
何か意味があるのだろう事は解るのだが、俺には何が起きてるのか……デボラさんには何が逆鱗だったのか解らない。
「デボラ……何でそんなに怒っている?」
とルドマンさんも不思議がっている。
ルディーさんも理由を解っている様子だし、後で教えてもらえるのだろうか?
でも長であるルドマンさんも解ってない事を、他家の俺に教えてくれるとは思えないし……
「ちょっと失言が過ぎた事は謝りますよ。申し訳ございませんでした。でも何度でも言いますが、母親のアンタが一緒に暮らす事を諦めれば、全て解決でしょう。豪邸を建てるにしてもアンタの意見を反映させる必要は無いのだし、そもそも留学するだけの事に豪邸を建ててやる必要性が皆無なんだ。多少難のある物件でも、一人暮らしの善し悪しを体験させてやるのも親心だと思うんだよ」
「お前も一人暮らしをしてみろよ(笑)」
「女の方から潜り込んでくるんだよ! アイツ自分の部屋がゴミ屋敷だから……如何言う親に育てられたんだ?」
マリーちゃんの事だろう。
突っ込み入れられて即座にリュカ様に反撃をする。
こんな
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