暁 〜小説投稿サイト〜
リュカ伝の外伝
ただしイケメンに限る
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魔道人員輸送車(バス)に乗って会場へ来て資料を渡して学校に戻る……1時間から1時間半程度かな?

学校に戻れば30分くらいは俺にも練習する時間も出来るだろう。
だが今日は余計に1時間くらいの時間が奪われ、今から魔道人員輸送車(バス)で学校に帰っても、部員達は帰宅……もしくは帰宅準備をしている時間だろう。

それが最初(学校を出る前)から解ってるのでラビル先生から「今日は直帰で良いよ。お前なら何処かフラつく事も無いだろうし、大丈夫(問題を起こさないって意味)だろ?」と現地解散の指示。
正直ラッキーだ。

俺は会場から出て顧問と別れると、直ぐに中央公園の方へと歩き出す。
最近流行りつつあるポップスミュージックをストリートミュージシャンとして公園内で披露している人達が沢山居る。

俺もMG(マジカルギター)を始めたばかりで、ポップスミュージックに興味津々になっており、同じくらいであろうと思われるレベルの方々のテクニックを勉強しようと画策中。
今日の様なチャンスを逃すわけにはいかないね。

少ないながらも小遣いを持ってきてるので、未来の音楽家のテクニックを拝聴する前に、中央公園付近の唐揚げ屋『ジョナサンのからあげ』ってチェーン店で、買い食いを決行する事に……

目的の店に向かっていると、路地の奥から声が……
「君、道に迷ってるんでしょ!? 案内するって! そんなに恥ずかしがらないでよぉ」
と男の大きな声が聞こえる。

男の声が何だか語気が強く感じてしまい、俺も路地にまで入って状況を確認。
すると強い口調で喋ってたのはクラスメイトのギャンルだった。
長い黒髪の女性の手を引っ張っている。

一見すると強引なナンパをしている様に見えるが、アイツはバカで粗野で少し顔が怖いがそういう乱暴者とか不良とかでは無い。
あの顔に相手の女性が驚いてトラブルに発展しているんだろう。

手助け(この時はどちらかと言えばギャンルに対して)しようと声をかける。
「おいギャンル……落ち着けよ」
「ん? あぁ!?」

俺の声を聞いて振り向く。
その瞬間、手を引っ張られてる女性の顔を確認出来た。
なんと……デイジーさんだ!?

ピパンSIDE END




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