第2話 脅威のロボット誕生
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真夜中に帰ってきた為になのはは兄の恭也に大目玉を食らってしまうもその時に連れていたユーノを見るなり家族全員が彼を揉みくちゃにしてしまった為にそれ程怒られる事はなく無事に住んだのは既に記憶の範疇であり。
それから翌日、毎朝のお決まりの如く皆で朝食をとっている時、何気なくテレビをつけていた事が今回の話の始まりとなる。
『今日で丁度国際平和連合が設立されて100年の日となります。皆様も今日この日を感謝しましょう』
ニュースキャスターが満面の笑みを浮かべて言う。
なのはには何の事なのかさっぱりだった。
確かに国際平和連合なる組織が出来上がっていると言うのは学校で習った気がする。
しかし其処まで大騒ぎする事なのであろうか?
「本当にこの組織が出来上がってから世界は平和になった者だよ」
「え? どう言う事、お父さん」
「なのははまだ教わってないだろうけどね、今から丁度100年前ってのはそれはもう厳しい時代だったって言われてるんだ。世界各地で戦争が起こり、危うく人類が滅亡するかも知れない位まで行った事があったんだ。だから世界各国の首脳達はこれ以上無益な戦いを行わないようにと作った組織がこの国際平和連合なのさ」
士郎が自慢げに語る。
それを家族全員真剣に聞いていた。
どうやらこの手の話は覚えておかないと恥ずかしいようだ。
「でもさぁ、そんな簡単に戦争とかって終わるの?」
「勿論最初はゴダゴダだったさ。だけど皆が必死に努力した結果、世界から主だった戦争はなくなり、こうして平和な世界が来た訳なのさ」
「へ〜、お父さん物知りなんだねぇ」
なのはのその言葉に異様に照れる父。
思わず家族全員眉を顰めた。
何せその顔と来たら、目元は垂れ下がり鼻の下は伸びて口の端は釣り下がると言う何とも間抜け面だったのだ。
そんな時であった。
ニュースキャスターが次のニュースを読み出した。
『本日、新しいエネルギーとして注目されていた光子力が遂に一般公開されました。そのエネルギーは凄まじく、微量で膨大なエネルギーが得られる上に無公害と言う正に夢のエネルギーとの報告だそうです。これが実用化されれば世界は枯渇するエネルギー問題から一気に解決される事となります。』
ニュースキャスターが内容を読み、映像が映し出された。
どうやら新しいエネルギーの告知らしい。
その映像に移ったのは例の光子力の実験の場面であった。
ほんの微量のエネルギーで部屋一杯眩く照らしてしまったのだ。
想像以上に凄まじいエネルギーであった。
「新エネルギーかぁ、これが実現化したらもう原子力発電所はお役御免だな」
「そうだな。そうなればエネルギーで苦しむ事もないし、何より無公害ってのが良いよな」
忽ち話題は光
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