第2話 脅威のロボット誕生
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丈夫なんでしょうか?」
「そうだ! お爺ちゃん」
ハッとなった甲児がバイクに飛び乗る。
その後ろになのはも乗ってしがみつき再びバイクは走りだした。
辺りでは正に惨状となっていた。
家の殆どが崩れておりまともに建っている家の方が少ない位だった。
「ひでぇ…無事でいてくれよ」
甲児は内心不安で一杯になったのを必死に振り払った。
あのお爺ちゃんの事だ、きっと無事に決まっている。
そう思いながら甲児は自宅前にたどり着いた。
どうやら自宅は無事らしく特に崩れた跡などはない。
「良かった、無事みたいだ」
安心する甲児。
だが、其処へまたしても巨大な揺れが襲ってきた。
「ま、また地震?」
「違う、この揺れ方は地震じゃねぇ!」
物凄い揺れに不安を感じ甲児は自宅を見た。
すると自宅の下から地面が盛り上がり家を吹き飛ばして何かが現れた。
それは二体の巨人であった。
嫌、唯の巨人ではない、全身を機械で構築された機械の巨人であった。
「えぇ! な、何あの大きな……えっと、ロボットは?」
「あのロボット……前にお爺ちゃんの研究していた設計図と似ている」
甲児はその二体のロボットに見覚えがあった。
片方は分厚い装甲をした如何にも重装甲を思わせる風貌のロボット。
もう片方は耳の方に発電機にも似た物を取り付けたロボット。
その二体が家の地下から飛び出して町の中へと飛び込んでいったのだ。
その後はとんでもない光景があった。
二体のロボットは町を踏み潰し、なぎ倒し、蹂躙していく。
正にこの世の終わりを思わせる光景でもあった。
「酷い…」
「畜生、何だってあんな化け物が家の下から……そうだ、お爺ちゃん!」
巨大ロボットを見てすっかり忘れていたが思い出した。
あれが家の下から出たと言う事は祖父は無事なのだろうか。
急ぎ家に向かった。
其処はもう見るも無残な姿だった。
家は面影を残して居らず、巨大なロボットが飛び出した跡と思われる巨大な穴がポッカリと開いていた。
「ん?」
甲児は穴の中に見えるのを見た。
それは機械の輝きであった。
家の下には巨大な地下室があったのだ。
だが、甲児は疑問に感じた。
自分の家に地下室などあっただろうか?
もしあったとして、一体何を研究していたのだろうか?
甲児はそれが知りたくなってきた。
一体祖父は何を研究していたのかを。
あの二体のロボットとどう関係があるのかを。
「どうするんですか? 甲児さん」
「こうなったら降りて調べてみるしかねぇや」
意を決して地下室へ向かい降りる甲児。
それに続いてなのは達も地下に降りてきた。
「おいおい、何で君まで此
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