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スーパーヒーロー戦記
第2話 脅威のロボット誕生
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子力の事で持ちきりとなった。
恐らく近い未来、光子力は全世界に出回りエネルギー問題は一気に解決する事だろう。
なのはもその光子力に多大な興味を抱きだしていた。


「凄いなぁ、私もそんな凄いの一度見てみたいなぁ」
「だったら、行って見るか?」


なのはの願いを叶えるかの如く士郎が言う。
それを聞いたなのはの目がこれでもかと丸くなる。


「本当? お父さん」
「あぁ、あそこにはお父さんの古い知り合いが居るんだ。多分もうすぐニュースで出る筈だよ」


そう言い士郎はテレビに目を向ける。
それに釣られるように家族全員がテレビを見る。


『それでは、これよりこの画期的な新エネルギーである光子力エネルギーの開発者でもある弓 弦之助教授にお話を伺いたいと思います』


「あ、あれ? 違うのか?」
「どうしたの?」
「お父さんの知り合いって弓教授って人なの?」
「嫌、確か光子力を開発したのは兜博士の筈だが……兜博士、引退したのかなぁ?」
「兜博士?」
「あぁ、父さんの古い知り合いでね、昔は良くあの人の依頼をこなした事があったんだよ」


士郎が自慢げにまた話す。
父の仕事と言うのはなのはには良く分からなかった。
余りその手の事になると教えてくれないのだ。
聞こうとしても何故か応えてくれずそのまま逃げ去ってしまうばかり。
遂にはなのはも聞く事を止めてしまった。
別に知らなかったからと言ってどうこうなる訳でもないのだから。


「まぁ良いか。後でお父さんが兜博士に連絡を入れておくよ」
「有難う。お父さん」
「そうと決まったらさっさとご飯食べないとな。折角の朝飯が冷めちまうぞ」


恭也が笑いながら言うのに皆もまた大声で笑いながら、食事を再開した。





     ***





地球のおよそ7割が生みに面している。
その大海原の何処か、エーゲ海と呼ばれる場所にそれは存在していた。
古代ミケーネ人と呼ばれるギリシャ人の先祖の人々が住んでいたと言われる島「バードス島」
その島に今、とてつもない悪意を持った一人の男が今世界に向かって牙を突き立てようとしていた。
その男の名は、Dr.ヘル。


「Dr.ヘル、機械獣の完成おめでとう御座います」
「うむ」


紫の肌に顔中に白い髭を生やした老人が頷く。
黒いマントを体に纏い手には奇妙な形をした杖が握られている。
そんなDr.ヘルに跪くのはこれまた異様な姿をした者だった。
半分が男、半分が女の姿をした怪物であった。
その怪物が今、彼の前で低く頭を下げていたのだ。


「あしゅらよ、わしは遂にこの機械獣を完成させた。じゃがまだじゃ。まだ完全に完成したとは言えんのじゃ」
「これはご
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