第九幕その六
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「ドロシーとずっと一緒にいられる」
「このことはね」
「最高だね」
「本当にそうだよ」
明るい笑顔で言うトトでした、そこにドロシーが来て彼女も言いました。
「私だって同じよ」
「そうなんだね」
「ドロシーも同じ気持ちね」
「わし等と」
「そうよ」
まさにというのです。
「本当にね」
「僕達とずっと一緒にいられる」
「ずっと会える」
「そのことがだね」
「何よりもね」
それこそというのです。
「最高よ」
「カンザスにいた時と同じね」
おばさんは笑顔で言いました。
「このことは」
「そうよね」
「オズの国に来て何もかもが変わったけれど」
「このことは同じね」
「そうよね」
まさにというのです。
「そしてそれがね」
「ずっと変わらないのよ」
「カンザスからの幸せが」
「オズの国でもね」
「こんないいことはないよね」
トトも言ってきました。
「幸せがずっと続くって」
「全くだよ」
おじさんはトトの言葉に頷きました。
「わしもそう思うよ」
「そうだよね」
「うん、それじゃあ」
「これからもね」
「ずっとオズの国で暮らそう」
「そうしようね」
「私とトトは宮殿にいるわ」
ドロシーは今の自分のお家のことをお話しました。
「だからね」
「そこに行けばいいわね」
「ドロシーに会いたいなら」
「しょっちゅう冒険に出るけれど」
それでもというのです。
「連絡してくれたらね」
「いることも確かめられるわね」
「携帯で連絡したら」
そうしたらというのです。
「何時でもね」
「居場所がわかって」
「宮殿にいればだね」
「会えるわ」
お二人ににこりと笑って答えました。
「だからね」
「会いたくなったら」
「都の宮殿に行けばいいね」
「そして私がいればね」
その宮殿にです。
「何時でもね」
「会って楽しい時間を過ごせる」
「そうだね」
「そうよ」
まさにというのです。
「だからね」
「ええ、会いたくなったらね」
「まずは携帯で確認して」
おばさんとおじさんはドロシーに答えました。
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