暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーヒーロー戦記
第1話 不思議な出会い
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いてしまった。しかしそれほどまでにこれは危険な物なのだろうか?一見すると唯の綺麗な石にしか見えないのだが。
「どうすれば良いの?」
「レイジングハートで触れてみて」
 言われるがままにレイジングハートでその蒼い結晶体に触れてみる。
 すると、その結晶体は光の球となりレイジングハートの中に吸い込まれていく。
「これで一安心だよ」
「そ、そうなんだ」
 とりあえず一安心のようだ。だが、一難去ってまた一難とは今のような時に使われるようだ。
 先ほどの戦闘を聞きつけて救急隊やらパトカーやらがこちらに駆けつけてくるのが見える。恐らくこのまま此処に居てはかなり不味い事になりそうだ。そう悟ったなのははフェレットを連れて一目散にその場を後にした。
 何処へ向かったかは覚えていない。気がついたら近くの公園に来ていた。
「と、とりあえず……一安心だね」
「本当にごめんなさい……僕のせいで迷惑掛けてしまって」
「ねぇ、あれは一体何なの?」
「あの蒼い結晶体はジュエルシードと言ってロストロギアの一種なんだ」
 フェレットが説明してくれたのだが、やはり分からない。
 ジュエルシード? ロストロギア?
 聞いた事のない言葉ばかりが耳に入ってくる。それに、疑問はまだあった。あの時自分が使ったあの赤い球は一体何なのか?
 そして、何故あれを手にした途端自分はあの人ならざる者と戦えるようになったのだろうか?
「実は、あのジュエルシードがこの世界に来てしまったのは僕のせいなんだ」
「貴方のせい?」
「僕は元々遺跡は探索する一族の一人だったんだ。其処である遺跡の中で僕はあれを見つけたんだ。だけど護送中に輸送船が謎の爆発を起こして、そのせいで世界各地に散らばってしまったんだ」
 その後もそのフェレットからは様々な説明が行われた。
 とある遺跡で見つけた21個のジュエルシードを護送中に事故が発生し、それらが全てこの地球に散らばってしまったと言うのだ。その内2個は彼が回収したと言うが、今回で1個回収し、それでも残りはまだ18個もあると言う。
 気の遠くなる話だ。
「ねぇ、それじゃこの赤い球は何?」
【赤い球ではありません。私にはレイジングハートと言う名前があります】
「わ!」
 やはり驚く。何せいきなり赤い球が言葉を発するのだから。
 驚かない方がおかしいと言ったところだ。
「そ、それで……レイジングハート。貴方もあのロストロギアなの?」
【いえ、私はロストロギアではなくデバイスです。種別としてはインテリジェントデバイスに分類されます】
 また知らない言葉が発せられた。
 インテリジェントデバイス?
 一体何の事だろうか。
【私達デバイスはマスターである貴方のサポートを行う為に作られた物です。貴方に害は与えません】
「そ、そうだった
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ