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星河の覇皇
第八十六部第四章 エウロパが受けた衝撃その四十一

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「だからだ」
「それ故にですね」
「今もですね」
「優れた作物があれば」
「積極的に食べることですね」
「それを進めたい、連合は食べる作物も豊富だ」
 肉だけでなくというのだ。
「そちらもな」
「左様ですね」
「だからですね」
「我等もですね」
「あらゆる作物を食べるべきで」
「まずは男爵が」
「そうしたい、連合で多く口にする作物をだ」
 それをというのだ。
「私は口にする、そしてそれをだ」
「優れたものならば」
「エウロパの食卓に入れて」
「食育とする」
「そうしていきますか」
「そうだ、連合はまことに多くの作物を口にしている」
 エウロパでは口にしない様なものをだ。
「そしてあの体格で人口もな」
「常に増えていっています」
「百年で二倍です」
「それが三倍の勢いになっています」
「それでも数が増えていっています」
「では人口もですね」
「エウロパは人口増加政策に転換した」
 これもギルフォードの政策だ、彼はこれまでのエウロパの領内で養える人口を考慮しての人口抑制政策も転換させたのだ。
「それならばだ」
「人口増加の為でもありますか」
「食事のことは」
「それに力を入れることは」
「そうなのですね」
「そうだ、医学が発達してだ」
 そうしてというのだ。
「食料が豊富ならな」
「後は多産を奨励すれば」
「そうした政策ならですね」
「人口は増えますね」
「左様ですね」
「そうなる、やはり人口は必要だ」
 これはというのだ。
「強大な国になる為にはな」
「まさにですね」
「まず人口ですね」
「戦いは数ともいいますし」
「国家自体がですね」
「連合の強さの最大の理由は人口だ」
 これにあるというのだ。
「そうだな」
「どう見てもそうですね」
「総生産もありますが」
「それ以上にですね」
「やはりですね」
「人口ですね」
「それは総生産や技術よりも上だ」
 国家における人口の重要性はというのだ。
「やはりな」
「それが現実ですね」
「結局は人口です」
「連合各国を見ても大国は人口も多いです」
「どの国もそうです」
「モナコは豊かな国だ」
 フレッセルはエウロパの中にあるこの国の話をした、モナコ公国である。
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