第36話
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思議そうな表情を浮かべ、ユエファは不思議そうな表情で訊ね
「いや、気にすんな。」
訊ねられたヴァンは答えを誤魔化した。
「それにしても、遊撃士さんまで駆けつけてくれるとはねぇ…………しかもこんなに若くて可愛いとは!”乙女”以外も逸材揃いじゃないか!」
「うんうん、さすがディレクターさんだけあって、フィーちゃんの可愛さをよくわかっていますねぇ!」
「ふふ、わたしだけでなくアネラスの事も指していると思うよ。管理会社からの行き違いっでさっき手配魔獣の連絡があった。そっちは一足遅かったみたいだけど一応、義理は果たせたかな?」
ディレクターの言葉に何度も頷いて答えたアネラスに苦笑しながら指摘したフィーは口元に笑みを浮かべた後アネラスと共に改めて自己紹介をした。
「改めて――――――フィー・クラウゼル。エレボニア遊撃士協会所属だけど、昨日、旧首都総支部に着任したばかり。よろしくね、そっちの人達も。」
「同じくアネラス・エルフィードです!私の所属はリベール遊撃士協会ですけど、フィーちゃんと同じく昨日、旧首都総支部に着任しました!改めて、よろしくお願いします!」
フィーは自己紹介した後ヴァン達に視線を向け、アネラスは元気よく自己紹介をした。
「エレボニアとリベールの方だったんですね…………改めてありがとうございました。」
「ううん、無事でよかった。民間人を守るのはわたしたちの役目だし。ま、今回についてはお株を奪われちゃったかな?」
ニナの感謝の言葉に謙遜した様子で答えたフィーは苦笑しながらヴァン達を見つめた。
「いや、あと一歩、届かねえところを助かったぜ。流石だな”妖精”に”剣迅”――――――二人の噂はかねがね聞いてるぜ。」
「ふふ、そちらこそ。カルバード両州の”裏解決屋”さん。」
「あはは、私の場合既にそれぞれ”剣聖”を名乗ることが許されているお祖父ちゃんの他の”弟子”達と違って、まだまだですけどね。」
(”妖精”、やっぱり…………)
(ハン、”他の弟子達が剣聖”ってことはあの女の流派は噂で聞く”例の一刀流”か。)
ヴァンの称賛にフィーは苦笑しながら答え、アネラスは謙遜した様子で答え、フィーに心当たりがあるフェリは真剣な表情でフィーを見つめ、アーロンは興味ありげな様子でアネラスを見つめた。そしてヴァン達は車に乗りこむ前、フィーとアネラスに見送られようとしていた。
「―――なんだ、旧首都まで送らなくていいのか?」
「ん、来た時と同じく、仲間が車で迎えに来る予定。」
「それまでの間は、他の魔獣がいないか確かめておきます!
「えと、大丈夫ですか?二人じゃ危な――――――くもないですか。」
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