第36話
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も次こそは後れを取りません。改めてよろしくお願いしますね、アーロンさん!」
アーロンの意見にヴァンが同意した後決意の表情を浮かべたフェリは笑顔を浮かべてアーロンに声をかけた。
「あー、そういう暑苦しいのはいいんだっつの。とりまメンド臭ェ依頼もクリアだ。とっとと戻って――――――」
フェリの言葉を軽く流したアーロンがふと崖の上――――――エントランス付近に視線を向けると民間人らしき人が数人いた。
「あいつらは――――――」
「数名来たみたいです。おそらく民間人…………」
「あら?今この公園は休園中じゃなかったかしら?」
「チッ…………何者だ?管理人が交替するとは言ってたが。」
民間人らしき数人の人を確認したアーロンは眉を顰め、フェリの分析を聞いたユエファは首を傾げ、ヴァンが舌打ちをした後真剣な表情を浮かべた。その後ヴァン達は休園中の公園に現れた民間人らしき数人の人の目的を確かめるためにエントランス付近へと戻った。
「んー、いいロケーションだねぇ。イメージにもピッタリだ!ニナちゃん、準備はできてるかい?」
ヴァン達が近づいて来る少し前景色を見つめていたディレクターは振り向いてある人物に声をかけ
「はい、いつでも大丈夫です。でもよかったんでしょうか、勝手に入ってしまって。管理人さんも交替したばかりでちょっと待ってて欲しいって…………それに祝日なのに休園だなんて、何かあったんじゃ――――――」
声をかけられた人物―――――黒髪の娘は返事をした後ある懸念を口にした。
「まーまー、事前にアポは取ってるしなんの問題もないでしょ。ニナちゃん売れっ子だからこれを逃したらボク、大目玉だよ。天気もちょっと心配だし今のうちにサクっと撮っちゃおう!」
娘の懸念に対してディレクターは軽く流して撮影を始めるように促した。
「…………そうですね。」
「ディレクター!準備できましたー!」
「ほいほーい!」
そしてスタッフの報告を聞いたディレクター達は撮影を始めた。
「それじゃあニナちゃん。シーン17の2から早速――――――」
「え……!?」
ディレクターが娘に指示をしたその時、何かを目にした娘は驚きの表情で声を上げた。
「グルルルル…………」
「う、うわああっ!?」
「な、なんで魔獣が…………!?」
娘が目にした”何か”――――――狼型の魔獣達は唸り声をあげながらディレクター達と対峙し、魔獣を目にしたスタッフ達は悲鳴を上げた。魔獣は自分達の登場によって腰を抜かしたディレクターに近づき
「ノオオオ―――ッ!?来るな、来ないでくれっ!」
「くっ…………!」
「――――――伏せろ!!」
ディレクターが悲鳴を上げ、娘が
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