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リュカ伝の外伝
トラブルだけとは限らないが小さい時の方が解決しやすい
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題ね)の重さが軽減したみたいで、何時もの明るい笑顔で笑い合えている。
良かった……

「お待たせしました!」
そんな楽しそうに談笑してる中に、そこそこ大量に食べ物を買い込んできたザルツ君が帰ってきた。
買った物の袋を見ると……そこには“YATTERIA(ヤッテリア)”とロゴが書かれてる。

「おいおい……よりによってヤッテリアのハンバーガーを買ってきたのかよ……センスねーなぁ!」
「ヤ、ヤッテリアの何処がセンス無いんですか!? 美味しいじゃないですか!」
「そうだそうだ。ヤッテリアは美味しいぞぅ!」

「馬鹿野郎……資本がサラボナなんだから、儲けがサラボナにも流れちゃうだろ! 実家が流通関連の商売して成り上がってんだから、そういう事にも留意しろよ!」
「そ、そんな事まで考えませんよ……と言うか、よく私の実家がブールグ商会で在る事に気付きましたね? 自己紹介でフルネームを言っただけなのに」
確かに……ザルツ君はリュカ様と会った事が無いって建前だから、少しだけ不自然かも!

「お前のボンボンっぷりは、事前にルディーから聴かされてきてる! PONY(ポニー)の店舗で、MSV(マジック・スチール・ヴィジョン)が気に入って翌日にパパにお強請りして買って貰ったんだろ? それ……フルセットだと結構な金額になる物だろ? 僕もプリ・ピー(プリンセス・ピープル)の為に購入したけど、一応は経費として落とせるから僕にとってはなんとかなるけど、お前みたいな個人だと……」

「ボ、ボンボンって……き、君(ルディー君)はそう言う目で私の事を見てたのかい!?」
「そ、そう言うつもりは無いよ! でも事実じゃんか!? それを話しただけで、その他の付随してる感情は社長のモノだよ。僕を睨まないでくれ(笑)」

「それにだ……あそこ(中央公園東商店街側入り口付近の飲食店)でハンバーガーなら、“マス・バーガー”だってあるじゃんか!? マス(マス・バーガー)の方が旨いし!」
「た、確かにマス(マス・バーガー)は美味しいですけど、微妙に価格が高いじゃないですか!?」

「馬鹿野郎! 今回はお前の金じゃねーだろ! そんな時に金額を気にしてんじゃねーよ 成金家庭のボンボンだなぁ……」
「あ、貴方(プーサン社長)は失礼な人ですね!」
「そうだそうだ、失礼だぞ! ヤッテリアの方が美味しいよぉ!」

「な、何なんだ君(ルディー君)はぁ!? 今はそれどころじゃないだろ!」
「そうだ、それどころじゃない! 皆して僕の故郷のサラボナを、サラボナ資本の店で買い物をして盛り上げようぜ!」
「馬鹿者! 僕等はグランバニア人なのだから、内需を発展させる事に尽力するべきだ!」

「こういう時は女性の意見を取り入れるに限るよね。僕の女性絡みで何かあった時に頼る
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