トラブルだけとは限らないが小さい時の方が解決しやすい
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「別に何時でも良いじゃん。僕が責任もって……ってか、あのビルの責任者だし、明後日の18時には居る事にするよ。早く来ても良いし、ドタキャンをするワケじゃ無いんだったら、何時まででも待ってるよ」
「時間的に何か食べ物でも用意しといた方が良いですね」
「……これから真剣な話し合いをするのに!?」
「いや、そうじゃなくて……言い訳用に」
「“言い訳用”?」
「僕は学生だし、時間が自由になる。そんな暇人が町中を散策してたら、偶然にも仕事終わりの女友達に会って『丁度良いから近くで何か食べていかない?』ってなって、その辺の店で買い食いして帰る……的な状況を訊かれたらザルツ君やご家族には説明して、その日の夕飯というアリバイを作っておく」
「た、確かに……二人きりで会ってる理由や、その時間何をしていたかを答える為に口裏を合わせる必要があるわね」
「うん。だから食べる物も店舗内での飲食限定は回避するね。う〜ん、そうだなぁ……ハンバーガーなんて如何かなぁ? “B・K”なんて如何かな?」
「駄目よ!」
「何で?」
「私の職場近くにB・Kが無いの」
「あぁ……それじゃ駄目だねぇ。因みに如何な飲食店がある?」
「ハンバーガーなら“ヤッテリア”なんて如何?」
「ヤッテリアか。 良いねぇ……サラボナ資本のバーガーチェーン店だね」
「……? 何でサラボナ資本の店だとルディー君が嬉しいの?」
「あ、いやぁ……一応サラボナは故郷だからね」
「……其奴のジジイがサラボナ通商連合のトップなんだよ!」
「サ、サラボナ通商連合の……? そ、それって凄っいお偉いさんじゃ……え? 国のトップがお祖父様?」
「な、何でバラしちゃうんですか社長!?」
「僕だけ正体をバラさなきゃならないのが不公平だから! 元々はお前の問題事だったのに!」
「だ、だからって……周囲に知られて僕が誘拐やテロのターゲットにされたら如何するんですか!? リュk……ゲフンゲフン……社長のお子様達みたいに、僕は自分一人の身を守る事が出来ない軟弱好青年なんですよ!」
「お前が手を出した親友のフィアンセ次第だろ!」
言われて視線をメリーさんに向ける。
「い、言わないわよぉ!」
まぁ……大丈夫だろう。
ただ……僕の財産(現状はお祖父様)に目が眩んで、ザルツ君から僕に乗り換えられても困るんだよな。
言い続けてるが彼女は僕の趣味じゃないんだ。
メリーさんがそう言う心の汚れた人物で無い事を切に祈る!
そうこう会話を続けていき僕も当然だが、何よりもメリーさんが落ち着き心配事(例の問
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