トラブルだけとは限らないが小さい時の方が解決しやすい
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ンスもあったもんじゃないだろう……
そうは思いながらも、これまで(ザルツ君が社長と出会ってからの事)の言動で、何を言っても無駄なんだろうと悟ってるザルツ君は、社長から100Gを受け取り僕に申し訳なさそうな顔を向けてから、指定の“中央公園東商店街側”へ向かう。
社長は普段からあからさまに男女間に贔屓感情を入れる人なので、この短時間でも理解出来ているメリーさんは彼氏であるザルツ君と離れ離れにさせられても、そのことに関しては気にする素振りも見せる事はない。
どちらかと言えば僕に対しての方が対応に困っている感は否めない。
“まさかこの場で話題に出さないと思うけど、彼(ルディー君)と一緒に居るのは気まずい
”って感じだろう。
だけどね……僕の方がもっと気まずいんだよ。
社長からの圧が強すぎてねぇ……
「……ゴ、ゴホン! メリーさん……じ、実は話しておきたい事があるんだ!」
「えっ!?」
二人きりになってからなら兎も角、まだこの場には社長と言う完全に今回の件に関係ない存在のが居て、それなのに真美やら話を振ってきた事に大きな動揺をしてる。当然ではある。
「さ、昨晩の事……僕等はちゃんと話し合っておいて、結論というか今後の方向性を明確にしておいた方が良いと思うんだよね! だ、だから……「ちょっとまって!!」
意を決して僕は話を進め出す。だが当然の如くそれは制止される。
「わ、私も……その気持ちはあるわ。ただちょっと……今じゃ無くても……って感はあるけど」
そこは同意します。
僕だって今日は一晩ベッドに潜って熟考したい。
「で、でもね……それ以上に今する話じゃ無いと思うのよ! だ、だって……その……無関係の社長さんが……」
「うん。無関係な他人が居るね。だからさ……今話したいのは、さっき言った今後の方向性とかの事を話し合いたいって事なんだ……で、何で今この話題を出したかと言えば、話し合いの内容が内容だけに他者が絶対に居ない(来る事の無い)場所じゃないと拙いよね」
「そ、それは……そうだけど」
「うん。でね、もう一つ問題があって……それは僕達が二人きりになるって状況なんだ」
メリーさんも感じてはいたみたいだ……一瞬だが視線が僕の股間に集中する。まぁ当たり前か。
「だから……このプーサン社長に立ち会ってもらおうと考えている」
「はぁ!? ちょ……何言ってるの!! い、嫌よ! この問題は私達のプライベートの事なのよ! そ、それを他人に……それに誰にも言わないでって、言って言ったわよね、私!?」
「言ったよ。言ったし理解してるよ! でもプーサン社長はこの世で一番信頼出来るし、その手の相談をするのに打って付けなんだ!」
「“打っ
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