面倒事は早めに解決させろ!
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題。
実際にザルツ君は僕を見るや、少し驚いてから僕の座るベンチへと近付いてきた。
一緒の彼女は複雑な表情をしている……
僕も気分は同じだが、今はザルツ君に気付かれてはならないので、驚いた顔をして誤魔化している。
彼は素直だから、多分僕の顔演技でも押し通せるだろう。
「……やぁ、ルd「シッー」
まだ『タマシイレボリューション』が聞こえる中、話しかけてきたザルツ君に、曲が終わるのを待つ様に人差し指を立てて自分の口に当てながら“黙る”ジェスチャーで応える。
暫くして社長の演奏が終わる……
MGを返すや、あまりの演奏の巧さに4人組から矢継ぎ早に質問を浴びせられる社長。
だが軽く自分が何をやってる人間か(プーサン社長がって意味)を説明して切り上げる。
そうやって僕の居るベンチへと戻ってくると、今気が付いたかの様な演技でザルツ君とメリーさんの存在に驚いてみせる。
ワザとらしくないのが余計にムカつく。
「おや、誰だい? ルディーの友達かな?」
「そうなんですよ社長。ご紹介します、彼は大親友のザルツ君。そして彼女はザルツ君の幼なじみのフィアンセであるメリーアンさん。彼等が近くへ来るまで僕は全然気が付かなかったけど、偶然にもこの中央公園でデートをしていたみたいです」
「なる程……偶然かぁ……在るんだねぇ」
「あぁ、今度はザルツ君に紹介しないとだね」
こっちは本当に初見だからちゃんと紹介しないとね。
「こちらの男性はプーサン社長。僕等の女神であるプリ・ピーの所属する芸能事務所の社長で、彼女等(プリ・ピー)をプロデュースしている神の様な存在だ(時折悪魔になる)」
「こ、これは! 貴方でしたか……あの数々の名曲を世に生み出してきてるのは! 何時も感動を頂いております! 遅くなりましたが私はザルツ。ザルツ・ブールグと申します」
プリ・ピーの生みの親と言う事で感動しながら頭を下げるザルツ君。
「は、初めまして。私はメリーアン・モルトと申します。ザルツ経由でファンになりました。先程、社長さんが奏でた『タマシイレボリューション』も大好きな曲の一つです!」
身体全体を震わせて感動を伝えようとしている。
そんな会話が聞こえたのだろうか……
先程の4人組や近くに居た多分プリ・ピーのファン等の数人が社長へ近付こう(物理的にも精神的な意味合いも含めて)としてくるのが伝わってきた。
「う〜ん……ここじゃ少し会話しにくいかもねぇ? もう少し公園の奥(ここからだと北の方)へ行って、座れる場所でも探そうか?」
別にもうこの場で解散しても良いんじ
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