面倒事は早めに解決させろ!
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ぃっ! やっぱり気付いてたんだな……
「はい、そうです。彼女がメリーさん……ザルツ君の幼なじみで、双方の両親共に認められてる彼女です」
「なる程……でも言う程ブスじゃないじゃん」
「僕はメリーさんの事をブスと表現した事は無いです。あくまで僕の趣味では無いってだけ! それに内面は凄く素敵な女性であると断言してます!」
「なる程……解った。すまんな……そんなに怒るなよ」
「別に怒ってませんけど、僕の大事な友達ですから……」
「うん……でもアレだよ」
「……ドレですか?」
「お前……大魚を逃したかもよ(笑)」
「そ、それは……如何言う意味ですか!?」
「あの娘ねぇ……もっと大人(成長)になったら結構な美人になる要素を持っている。女性は化粧でも激変するしね!」
「そ、そうなんですか!? ……い、いやいや! そんなの関係ないですよ!! 僕は他人の女に手を出さない(でいよう)主義ですから!」
「あははっ、でもお前「今回の事を蒸し返さないで!」
話を変えないと……
「と、ところで社長は……結構早い段階で、彼等(ザルツ君とメリーさん)が公園内に居る事に気付いてたんですか?」
「当然だろう……車を運転してたんだ。周囲の状況は常に認識しておかないと運転は危険だよ。公園内でボール遊びをしてた子供が、誤って道路にボールを出してしまい、それを無邪気に取りに行く……それに気が付かず道を走っていて目の前に子供が飛び出してきたら如何する?」
「……あ、危ない……ですね!」
「危ないじゃ済まされない。魔道車みたいな大きな金属の塊が、凄い速度で小さな生身の子供(大人だとしても)に衝突するんだ……子供は死んじゃうよね」
「べ、勉強になります……僕も現在免許を取りに教習所へ通ってますから」
「そうか……まぁ、まだ勉強中って事なら、正に今頑張れよ。僕も応援してるからさ」
「あ、ありがとうございます」
「ところでずっと僕を壁にしてザルツ等から隠れる様にしてるけど、どうせバレるよ。寧ろ丁度良いから、お前から声をかけてくれば?」
「……嫌です」
「嫌ですか? 何故?」
「今日は一段落って事で終わらせたいんです」
「でも面倒事は早々に終わらせるに限るよ」
「向こうが気付いてこっちに来ちゃったら……なんとかメリーさんに話を持ちかけますけど……僕からは行動したくないです。勿論“今日は”って意味ですけど」
「じゃぁ尚更だよ。向こうから近付いてくるからね」
「そうですかぁ〜……僕の予想では、二人ともこちらの“中央公園南側”から入ってきて、|彼《ザルツ君
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