暁 〜小説投稿サイト〜
リュカ伝の外伝
良い真実と悪い真実・良い嘘と悪い嘘
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る。
ここはグランバニア王都の“中央地区”になり、名前もそのままの『中央公園』が中央に鎮座している。
本当に中央なんだよ。

その中央公園も王都のシンボル的な公園と思われる様に、かなり大きな公園なのだ。
どの位大きいかと言うと……よく表現される言い方が『グランバニア城一個分』だ。
この公園に関してなので、あくまで面積的な部分が『グランバニア城一個分』だ。

グランバニアは“ビルディング”と呼ばれる背の高い建物が多いから、グランバニア城からも中央公園側からもお互いを見る事は出来ないが、結構な面積を王都から奪っている(笑)
だから“スタジアム地区”なんてのが出来て、平地の東側に広がっていってるんだ。

そんなグランバニアの都市計画に思いを馳せていると、中央公園でカメラを構えて撮影している人物が視界に入る。
そう……僕の大親友であるザルツ君だ。
しかもデート中。つまり……居るわけだ。

気まずい。
横目で社長を見る。
……多分……気付いてない……と思われる。

僕も気付かなかった事にしちゃおう。
多分、社長はこのままグランバニア城まで南に直進し、そのままGEO(グランバニア・エンターテインメント・オフィス)ビルまで帰る予定だろうから、その予定を進めてもらおう。

ありがたい事に中央公園の南側出入り口(最もグランバニア城に近い出入り口)へ行く為の交差点の信号(魔道車(まどうしゃ)に関わらず道を通行・横断する人々に三色灯で指示を出す鉄柱)は“進め”と言う指示の“青”だ。

そのまま直進してしまえば中央公園からは離れていく。
今日の所はこれで帰ろう。
明日以降に問題解決への行動を起こせば良いのだ。

そんな事を思って正面を見てたんだけど……
アレぇ?
視線が勝手に“中央公園南側”に向いていくぞぉ???

「腹減った……ドーナッツ買ってこい」
「はぁ? さっきもドーナッツを食べたじゃないですか! 何か別の物にしましょうよぉ!!」
先程食べたマイド(マイスター・ドーナッツ)は、グランバニア王都内だけでなく、地方都市にも……そしてサラボナにもチェーン展開しているドーナッツ屋さんだ。

そしてこの中央公園南側にも店舗があり、そこで購入して公園内で食べるって人も大勢居る。(因みに店舗自体は公園外だよ)
ドーナッツを買って、直ぐに(プリ)(ピー)(ハンマー)に乗り込んで帰るのなら問題ないけど……
公園で食べていくとか言い出しそうだなぁ……

ルディーSIDE END




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