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リュカ伝の外伝
良い真実と悪い真実・良い嘘と悪い嘘
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般人は行っちゃ駄目だし……本当は一般人じゃない(リュカ様が居る)けど……如何するのかな?

ってな心配をしたけど、無用だった。
と言うのも、港から南のグランバニア城の北広場に繋がる真っ直ぐ一本の大通り……『グランバニア王都中央道路』に僕の乗る(プリ)(ピー)(ハンマー)は曲がった。

この道は王都のメイン道路。
道幅も広くて中央線を境に片側4車線。
つまり4台の魔道車(まどうしゃ)や馬車(今はまだ主流)が横一列に並んで走る事が出来る。

当然ではあるのだが魔道車(まどうしゃ)の姿は殆ど無い……
でも以前から商業・工業を主目的としたアリアハン製の魔道人員輸送車(バス)魔道運搬車(トラック)が走っていた。

今も僕等の少し前を魔道運搬車(トラック)が走っている。
対向車側(つまり中央線反対側)には港に用があるんだと思われる人々を乗せた魔道人員輸送車(バス)が走っている。
あと数年もすれば、魔道車(まどうしゃ)がこの広い道を大量に走ってる景色が出来上がるのだろう。

「取り敢えずはさぁ……その彼女に『何処かで話し合いを』って持ちかけるワケじゃん。その際に彼女も『二人っきりはちょっと……』ってなるかもじゃん? お前の方から二人きりにならない様に持ちかけるべきだし……そんな場合に今回の事を知っちゃってる僕が中立・中性・仲介役として“二人きり(プラス)僕”って感じで話し合いの場を設けようって事。当然だけど中立・中性・仲介役(めんどいから略して“中人”)の僕は居るだけ。その場(部屋等)に存在するだけで、君らの話し合いに参加しないし、口すらも出さない……何か訊かれても話す事は無い。だけど万が一にも二人がS○Xしそうになったりとか、暴力が含む喧嘩とかになったら“中人”として止めに入る。そして当然中の当然として、その時の二人の言動はビアンカにも喋らない。これをルディー……お前に誓う。これまでの人生と僕が最も尊敬する父『パパス』の名にかけて!」

「わ、解りました! リュカ様は信頼出来ますが、先程のお言葉で今回の件に関しての絶対的な信用をさせていただきます」
姿は社長であったが、今は王様として話をさせてもらった。

兎も角も……この問題は僕一人だけの事では無い。
メリー(メリーアン)さんの事を常に念頭へ置いておかねばならないのだ。
だから……如何様(どのよう)な方向性になろうと二人(僕とメリー(メリーアン)さん)で決めなくてはならない。

………………とは言え、大分進展した気分だ。
いや、僕の中では相当解決に近付いたと言えるだろう。
流石はリュカ様だ……相談を持ちかけて間違いなかったと言える。

ホッとして周囲(車外)を見回すと、助手席側(つまり進行方向から見て左側)に中央公園があ
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