他人の男女関係に失礼な思惑を混ぜてはダメ
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車《まどうしゃ》は動く。物が物なので、動かし方を理解してない人はアクセルに触れては駄目だ!
因みに先程リュカ様が握り締めてた右手のS・E・Kは、キーと呼ばれているが所持しているだけでその効果を発揮し、近付くだけでドアの解錠等が出来、所持しながらアクセル横のスイッチ(エンジンスターターと言う名称)を押せばエンジンが掛かる。
社長はゆっくりとアクセルを踏み、目の前の道路へとP・P・Hを動かした。
駐車場から完全に出きると、今度はアクセルの右横に在るペダルを踏み込んでP・P・Hを止める。
因みにこのペダルは重要でブレーキと言う名称だ。
そんな重要なブレーキペダルを踏み込みP・P・Hを停止させながら、運転席の左……僕の座る助手席からは右の肘掛け部分の様な場所に設置してある、物入れの様な場所に置いてあったS・E・Kを手に取ると、駐車場の門を開けた方の装置を門に向けて待たす一手を押す。
するとまた“ピッピッ!”と鳴り今度は門が閉まって行く。
開けたら閉める……当然の事だ。
開けるだけの装置だったら意味が無い。
それでもワザワザ魔道車から降りなくてもいいのは便利で驚く。
だが社長は駐車場の門が間然に閉まりきるのを見守ったりはしない。
P・P・Hのアクセルを軽く踏み、そのままグランバニア王都内を快適に走行する。
リュカ様はこのグランバニアを発展させるにあたり、当初から魔道車の様な乗り物の事を考えてあったんだろう。
王都内(と言うより、現在も王国内に建設中)の道路は中央線(基本的に魔道車が通行する為様の広い道には引いてある)の左側を通行するルールになっている。
こんな大きな金属の塊が人々が生活する場所とかを移動するのだ……
各々が自由気ままに好きな場所を移動してたら大問題に発展する。
だからリュカ様は都市計画の中で道路を左側通行に設定した。
まだ世の中(グランバニア王都内限定を含む)には当然の如く魔道車は浸透してない。知識としての存在は、リュカ様を始め国を挙げて行っているから、殆どの人が目の前を高速で走って行った物(魔道車)の事は解るだろう。
でも実物を目の当たりにする機会はまだまだ少ない。
当然だが免許取得しなければ魔道車を購入しても宝の持ち腐れだし、その魔道車も致し方ない事だが高額な製品だ。
そんな風潮の中、僕を乗せたP・P・Hは所有者
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