友達の幼なじみ
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くホール君。
相変わらずラブラブであるなぁ……
次に帰り支度が終了したのはピパン君。
「今日は……ではなく、今日も凄く楽しかったですね。じゃぁ俺は直ぐそこの自宅に帰ります……皆さんはお酒飲まれたんですから、帰りには注意してくださいね」
と言い残して颯爽と出て行った。
軍人を目指し運動を欠かさないからか、動作が格好いい。
やっぱりグランバニア王家の血が混ざってるからだろうか?
最後に親友カップル……
二人の自宅は城前から魔道人員輸送車に乗らないと帰れない距離。
とは言えこの国は治安が良いし、彼氏君がちゃんと彼女を送り届けてくれるだろう。幼なじみって事だし、送り狼になんてならないだろうし、なっても問題は無いのだろう。
だが聞いてる話では、幼なじみ期間が長すぎて男女の関係に移行する切っ掛けを掴み欠けているらしい。
要するにキス……くらいはしてるのかな? ってかその程度らしい。
僕なんかは特定の相手も居ないから、キスすらも無いよ。(T-T)
そんな初々しい熟練カップルを見送り、先程まで準酒盛りをしていたリビングルームのソファーに腰を下ろす。
まだ少しグラスに残っていた赤ワインを飲み干す。
誰の飲み残しなのかは解らないけど……
あぁ〜………………片付けるの面倒くさい!
そんな思いに蝕まれ身体を床に横たえた……
するとそこには僕の物では無いキャップが落ちていた。
これは……確か……メリーちゃんのキャップだ。
何故解るのかというと、エミヘンさんが同じキャップをしていて、それに憧れて購入したキャップらしい。
あぁ……もう魔道人員輸送車に乗っちゃったかな?
今から走って追いかければ間に合うかな?
う〜ん……考えても仕方ない!
僕はキャップを手に持つと、軽く上着を羽織って玄関まで早歩きで向かう。
そして僕が玄関に到着するのとほぼ同タイミングで、玄関の扉がノックされる。
あれ……もしかして?
ルディーSIDE END
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