友達の幼なじみ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
(この国では16歳から成人扱い)なので彼だけはサンタローズ産のアップルサイダーだが、僕等は初めての飲酒を試す事になった。勿論、未成年がいる手前無茶な飲み方をするつもりは無く、ソフトドリンクも多めに購入してる。
何故に今日が初飲酒なのかというと、数日前に丁度メリーちゃんが16歳になったそうだ。
彼女は彼氏のザルツ君とは違い、既に自宅近くの中小企業の事務員として働いており、会社の飲み会にも参加した事がある様で、僕等にも今日やってみようと誘ってきたのだ。
当初は大臣閣下もいたし、完全に閣下の財布目当ての提案だったみたいだが、『ピパンには飲ませない事と、箍が外れた様な無茶な飲み方をしない事』を条件に、僕の部屋での開催となった。ピピン大臣閣下もリュカ様等とは違った大人の格好良さを醸し出しているなぁ。
飲み物と食べ物と……そして今日のプリ・ピーのコンサート!
それだけでも燃料は事足りるのだが、僕個人だけが体験したGEO関連の出来事などを皆と共有する事で、我々(プリ・ピー推活会(仮名))として大いに盛り上がる!
数週間前にこの場では僕とザルツ君しか参加できなかった魔道車の展示会でのゲリラライブ……その時に舞台装置の一つとして使用してた軍用魔道車のHanmmerが、正式にプリ・ピーの専用魔道車になった事を伝える。
その際に僕が魔道車のボディーペイントを無償協力した事も伝える。
当然だがザルツ君から「また君ばかり……狡いなぁ!」と悔し文句がポロリ。
でも……言い訳じゃ無いんだけど、大した事はやってないんだよ。
「あの魔道車は正式にP・P・Hと呼ばれる事になったんだけど、正面のエンジンルームを覆ってる蓋部分(ボンネットと呼ばれる)に『GRANVANIA Entertainment Office』と地味に書いたのと、両サイドの前ドア・後ドア部分に突き通して『Princess・People・Hanmmer』と書いただけなんだ。味も色気も存在しない地味な文字だけを書いたにすぎない」
「そ、そうか……」
「あそこの社長は直ぐに物事を押しつける性格ですからねぇ……丁度側に居たルディーさんに丸投げをしたんですよ。悪い人では無いんですけども、人使いは荒いんですよ……特に男性に対しては(笑)」
「ピパン君はGEOの社長に会った事があるのかい? 何だか詳しそうだけど」
「……え〜っと……あぁ、そうなんで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ