第二十話 大阪の実家その十五
[8]前話 [2]次話
「努力した分ね。何かを得られるよ」
「そうよね」
「そうだけれど」
それでもというのだ。
「努力しないとね」
「何にもならないわね」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「努力しないとね」
「駄目よね」
「うん、天才という人もね」
「努力してるのよね」
「天才って自分の好きなものに全力で打ち込んで結果を出している人で」
「打ち込むってことが」
このことがとだ、夜空は言った。
「本当にね」
「天才だね」
「そうよね、エジソンもね」
発明王と呼ばれた彼もというのだ。
「物凄くね」
「いつも頑張っていたね」
「まあそれでね」
そうした人間だからだというのだ。
「自分の会社の人酷使もしてたのよね」
「不眠不休で働かせていたんだよね」
「死んだら休めるとか言って」
「そうしてね」
「もうね」
まさにというのだ。
「文字通りに」
「不眠不休で働かせていたね」
「自分もだったけれど」
「問題もあったね」
「あの人はね」
「そうだったらしいね」
「けれどね」
こうした問題はあったがというのだ。
「物凄く努力してたのよね」
「そして」
そのうえでというのだ。
「そこに一パーセントの閃きがあって」
「発明出来るって」
「言ってたのよね」
「努力がね」
これがというのだ。
「どれだけ大事か」
「そうよね」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「俺もね」
「努力していくのね」
「うん、そして」
そpのうえでというのだ。
「今お話した人みたいにならない様に」
「していくのね、私もね」
「夜空さんもだね」
「努力していくわ」
自分もというのだ。
「本当に」
「じゃあ一緒に」
佐京はそれならとだ、夜空に言った。
「努力していこう」
「そうね、許嫁同士で」
「大学を卒業して就職したら」
お互いにとだ、佐京は言った。
「結婚するし」
「それなら」
「そう、本当にね」
「一緒に努力していって」
「いい人になろう」
「そうね、あんな人になったら」
これまで話していた様な輩にというのだ。
「どうにもならないから」
「そうだね、じゃあ二人で」
「一緒にね」
「努力していこう」
こう話してだった。
二人で里帰りの話もしていった、そうして夜空は大阪の実家に帰ることについてさらに話をしていくのだった。
第二十話 完
2024・4・1
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ