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オズのエマおばさん
第八幕その八

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「平気で嘘を吹聴して声高に叫ぶ」
「そんな人がなのね」
「立場のある人になってね」 
 そうなってというのです。
「そして多くの人が応援する様なら」
「大変なことになるわね」
「ましてその人の行いがとても悪くて」
 嘘を吹聴するだけでなくです。
「自分のことしか考えないなら」
「とんでもないことになるわね」
「そんな人が出ないことを願うよ」
 教授は心から言いました。
「オズの国では出ないけれど」
「外の世界でもね」
「そう思うよ、ただね」
「ただ?」
「嘘を見破る方法はあるね」
「ええ、その人のお話をよく聞いてね」
 そうしてとです、ドロシーは応えました。
「そしてね」
「そのうえでその人に証拠を出す様に言うんだよ」
「証拠を出さないならね」
「嘘だよ」
「そして証拠を出してもね」
「その証拠をよく調べることだよ」
「検証することね」
 ドロシーも言いました。
「そうしたらね」
「嘘だってわかるよ」
「そうよね」
「若し証拠を出さないで言い募って叫び回るなら」
 それならというのです。
「間違いなくね」
「その人は嘘吐きよ」
「嘘吐きって特徴があるんだね」
 トトも言いました。
「本当に」
「そうなの、その人の言っていることをよく聞いてね」
「証拠を出してもらうことだね」
「そしてその証拠をね」
「よく検証することだね」
「そうよ、それで証拠を出さない人を信じたらね」
 その時はというのです。
「騙されるわ」
「愚かって言うのかな」
「そうなるわね」
 ドロシーも否定しませんでした。
「やっぱり」
「そうだね」
「そして包青天さんはね」
 今舞台で活躍しているその人はというのです、演じているのはご本人ではなく役者さんで中国の音楽の中で中国の服と仮面を着けて演じています。
「嘘がね」
「通じないね」
「もうどんな嘘もね」
 それこそというのです。
「見破る人で探しものもね」
「見付けるんだね」
「物凄く頭がいいのよ、それにね」
 ドロシーはさらにお話しました。
「法律の知識もね」
「凄いんだね」
「抜群にね」 
「そんなに凄いんだね」
「中国の神様の中ではもうね」
 それこそというのです。
「トップクラスよ」
「そんなに凄いんだね」
「そうなのよ、公平で」
 そうした人でというのです。
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