第十七話 沖縄に集結その十四
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「勝つことだ」
「そうですね」
「俺達はな」
「そろそろか」
五色田はサラダを食べつつ呟いた、サラダにかかっているのはフレンチドレッシングでその味も楽しんでいる。
「それは」
「敵が来るのはか」
「あいつ等も馬鹿じゃない」
桃井に対して答えた。
「だからな」
「ドクターマンの居場所に気付くか」
「俺達がいつも出入りしてそこにいる」
そうした状況だというのだ。
「それならな」
「気付くか」
「必ずな」
そうだというのだ。
「そろそろな」
「それならだな」
「店に来る、そして来たらな」
「戦いは避けられないな」
「その時は場所を変えましょう」
ソノシはスープ、コンソメのそれを飲んでから言った。
「さもないと場所が大変なことになるわ」
「それにああした場所で戦うとな」
ソノゴはステーキの皿にあるフライドポテトを食べつつ言った。
「かえって戦いにくいしな」
「街での戦いって難しいのよね」
ソノロクはステーキの皿のブロッコリーを食べた、それから語った。
「狭くてごちゃごちゃしているから」
「しかもそこにいる人達に迷惑がかかる」
桃井は強い声で言った。
「だからな」
「戦うならだな」
「場所を変える」
ステーキを食べているソノイに話した。
「そうする」
「そうするな」
「そしてそこでだ」
移動した場所でというのだ。
「思う存分戦う」
「そうするな」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「連中に勝つ」
「自信があるのね」
「ある」
ご飯を食べているソノニに強い声で返した。
「ないならないと言う」
「やっぱり嘘は吐かないわね」
「嘘を吐くと死ぬからな」
この体質のことも話した。
「だからな」
「言わないわね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「言えないのだ」
「正直に言うと」
「かなり変わった体質だが」
ソノザはサラダを食べてから言った。
「わかりやすいな」
「俺はそうか」
「ああ、それでだな」
「今もだ」
まさにというのだ。
「言っている」
「本当のことをだな」
「ああ、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「ドクターマンを奴等には渡さない」
「というかね」
鬼頭はご飯を食べつつ桃井に応えた。
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