第十七話 沖縄に集結その十
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「さもないとやがて駄目になるぜ」
「そのことがわかってますよね、ヤーブンさんも」
「ああ」
クレオンにその通りだと答えた。
「俺もな」
「そうですよね」
「さもねえとな」
「本当に人が去って」
「そしてな」
「どんどん駄目になっていって」
「戦隊にもだ」
敵である彼等にもというのだ。
「負けて目的があってもな」
「果たせないですね」
「そうなるぜ」
クレオンに確かな声で言った。
「だからな」
「もうどの組織も」
「ホワイトでないとな、最悪はな」
それはというと。
「ザンギャックにいたバスコとかな」
「あいつですね」
インサーンが応えた。
「あいつが組織の首領ですと」
「ブラックになるよな」
「間違いないですね」
インサーンもその通りだと答えた。
「あの者ならです」
「そうなるよな」
「あるのは自分だけで」
「どんなことでもするな」
「私利私欲の為には」
「そうした奴がボスになるとな」
その組織はというのだ。
「絶対にだ」
「ブラックになりますね」
「あとです」
クバルも言ってきた。
「ウォースター等にいた」
「ああ、あいつだな」
「あいつもそんな奴だな」
膜インと筋ゴグンが応えた。
「本当にな」
「自分のことしか考えないからな」
「それならな」
「兵や民だってな」
「そうですね、思えばです」
メタルエーも言って来た。
「我がマドリンティスも」
「かつてはな」
「そうした国だったよな」
ドレイクとデレプタが応えた。
「それでな」
「お前さんも苦労したな」
「ああした国になってはいけません」
メタルエーは絶対にと言い切った。
「今はです」
「そう思っているな」
「ブラックになったらいけないな」
「私自身が味わいましたので」
それ故にというのだ。
「何があっても」
「ああした国にせず」
「ホワイトにだな」
「そうなる様にです」
まさにというのだ。
「心掛けてです」
「やっていっているな」
「今も」
「そうしています」
実際にというのだ。
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