第十七話 沖縄に集結その九
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「それならだ」
「構わないな」
「地球ですらない」
沖縄どころかというのだ。
「それならな」
「いいな」
「うむ、俺達が飲んで食べてだ」
「兵達もだな」
「当然だ、兵達も組織の一員だ」
それ故にというのだ。
「当然としてだ」
「皆で飲んで食うな」
「兵達もブラックだとだ」
そうした環境ならというのだ。
「満足に働けるか」
「少しの間は出来てもな」
「やがてだ」
それこそというのだ。
「潰れる」
「そうなるな」
「そうそう、その通りですよ」
クレオンはギル達の話にその通りだと言ってきた、そしてその目を真剣なものにさせてさらに言うのだった。
「働く場所はです」
「ホワイトでないとだな」
「よくないと」
さもないと、というのだ。
「駄目ですよ」
「全くだ、俺もだ」
「そうしたお考えですね」
「以前はそこまで考えなかったが」
そうだったがというのだ。
「今はな」
「そうお考えですね」
「兵、もっと言えば民達もだ」
彼等もというのだ。
「大事にしないとな」
「いけないですよ」
「全くだ」
「そのこと今反省してるよ」
ヨドンナも言ってきた。
「僕達もね」
「ヨドンヘイムの皆さんもですか」
「うん、国としてね」
「ホワイトであるべきですね」
「さもないとね」
そうでなければというのだ。
「駄目だよ」
「そうです、本当にです」
「職場ひいては国はね」
「ホワイトが一番ですよ」
「全くだね」
クレオンの言葉にその通りだと頷いた。
「反省したよ」
「以前のヨドンヘイムは違った」
シードルも言ってきた。
「全く以てのな」
「ブラックだったね」
「あれではだ」
「キラメイジャーに負けるのも道理だよ」
「兵達の士気もだ」
「低かったしね」
「タランチュラも去った」
重要な幹部だった彼もというのだ。
「あのままだとだ」
「今だってね」
「どんどん人が去っていった」
「そして負けるね」
「再びな」
「そうだったね、だからね」
「これからはホワイトだ」
シードンは自分から言った。
「そうあるべきだ」
「本当にね」
「働く奴の環境も考えないとな」
ヤーブンも言ってきた。
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