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ポケットモンスター対RPG
第8話:仇を恩で返す(?)
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が厭らしい顔でアムを見ていた。
「そう言えば、ダークマーメイドとやった事は無いなぁ」
オーガの言葉に、アムは嫌な予感がした。
「え……アンタ……何を考えてるの?」
アムの質問には答えず、ただパンツ代わりのパレオを脱ぎながらゆっくりとアムに近付くオーガ。
「待て……待て待て待て待て!待てえぇーーーーー!」
慌てて逃げるアムだったが、オーガは肥満体形とは思えぬスピードでアムを追う。
大柄で醜悪な醜男で有名なモンスターであるオーガは、オス個体しかいないので必然的に異種交配でオーガは子孫を残すのだが、どう言う訳か産まれるのは純血種のオーガのみなのだ。
そして……アムはその純血オーガを産む為の母体としてオーガと交尾させられそうになっているのだ。
だが、このまま黙ってオーガと交尾する心算は無いアムは必死で歌った。アムと交尾しようとしているオーガをグートミューティヒにぶつける為に。
そして、
「やめろぉー!」
グートミューティヒがご都合主義的に現れてくれた。
「あ?何だテメェは?」
オーガがグートミューティヒの方を振り返ると、オーガが邪な笑みを浮かべながら涎を垂らした。
「お。良い女じゃねぇか?まさか、お前も交尾しに来たのか?」
「僕がオーガを出産する?フフフ……フフフ……」
その途端、グートミューティヒも邪な笑みを浮かべたので、アムは色々と不安になる。
「……何……何なの!?」
すると、グートミューティヒが醜悪で邪悪な笑顔で大笑いした。
「あーははは!残念でした!男ですー!」
「!?」
アムは、グートミューティヒの言い訳を直ぐに理解出来ず、無様な豚鼻を晒した。
一方、オーガはグートミューティヒの言葉をただの言い逃れと判断した。
「おいおい。そんな見え透いた嘘なんか言ってどうすんだ?脱がせば解んだよ!」
「いやーどうしよー。僕、男に興味無いオーガに告白されちゃったー」
「諄いぜ?その顔その胸その姿、それで男を偽っても……説得力ねぇんだよ!」
オーガに迫られたグートミューティヒは、ポワルンにある事を命じる。
「ポワルン!あられだ!」
すると、何の前触れも無く霰が降り始めた。
「な……何?急に天候が変わった!?」
「雨?それにしては随分いてぇけど……」
そして、ポワルンの姿も変わっていたが、アムもオーガもそれを気にする余裕は無かった。
「バニプッチ!こごえるかぜだ!」
凍てつく冷気を吹き付けられたオーガは、アムを更に混乱に陥れた。
「だあちいぃーーーーー!」
「何で!?こんなに寒いのに!」
それに対し、グートミューティヒは大袈裟に熱がるオーガを不思議そうに視ていた。
「……僕がこの前読んだ『世界バカ図鑑』の一節は、真実だったのか?」
「真実?何の事よ?」
「極寒の雪山の暑さに耐えられずに沸騰死する
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