スーパーロボット大戦OGs
0064話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
出たものだったろうか。あるいは、バリソンかもしれない。エキドナやラミアでない事は確実だろうが。
っと、いかん。ぼけっとしてる場合じゃないな。
「後続はいるか?」
「いえ、その6機のみです」
「……アクセル、罠だと思うか?」
バリソンが尋ねてくるが、技術の最高峰とも言えるテスラ研を危険に晒してまで罠を仕掛けるというのはちょっと想像出来ない。
そもそも、テスラ研自体が開発している機体なんかもある筈なのに、それらが迎撃に出てくる様子も一切無いのはどういう事だ?
「いや、テスラ研程の重要施設を囮にするとは思えん。恐らく何らかの突発的な事態か何か起こったんだろう」
「じゃあ、このまま当初の予想通りに?」
「いや、敵が6機のみなら予定を前倒しにする。W16、W17。お前達2人の隊は敵機を無視してそのままテスラ研へ突入しろ。敵機は俺とバリソンで受け持つ」
「了解しました」
Wナンバーズ2人が同時に頷く。何かこの2人、最近妙にテンポが合ってるんだよな。
「敵機はたったの6機だが、目標はテスラ研だ。何があるか分からないから油断せずに十分注意しろよ。出撃!」
アークランドの格納庫から、24機の機体が順番に射出されていく。最初は俺とバリソンの隊。テスラ研の占領を目標にしているエキドナとラミアは後回しだ。
「グロウセイヴァー、アクセル・アルマー、出るぞ!」
射出された俺は、空を飛びテスラ研へと向かいながら、先に射出されたバリソン隊の機体をモニタで確認する。
いた。まずは牽制という事か、ガン・レイピアやG・レールガンを撃っている。
だが、次の瞬間に起きた出来事に目を見張る。なんと敵機がバリソンの放った牽制のガン・レイピアに胴体を貫かれて爆散したのだ。
「……」
思わず無言でモニタを眺める。
バリソン隊と、俺の下に配属された量産型Wの攻撃で次々と沈んでいく敵機。
そして命令通りにそんな様子を横目にテスラ研へと突っ込んでいくエキドナとラミアの小隊。
こうしてテスラ研から出てきた迎撃機は全滅し、十数分後にはエキドナからテスラ研占領完了の連絡が入ってきた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ