突然の再会
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
う。
椅子から立ち上がり、インターフォンの受話器を取って対応する。しばらくすると配達員がやって来て、注文の品をラルフに手渡した。
「ピザが届いたぞ。温かいうちに食べよう」
「うん」
娘の明るい返事が聞こえてきた。
ラルフはピザとフライドポテトが入っている箱をダイニングに運び、テーブルに置いた。
手早く箱を開けたラルフは、「先に食ってていいぞ。俺はコーヒーを淹れてくる」と言い置いてキッチンに向かった。
「父さん。あたし、カフェオレが飲みたいな」
背後から娘の甘えるような声が聞こえてきた。
ラルフは「了解」と返事をして、娘のためにカフェオレを淹れてやった。
「ほーら、ミルクたっぷりの特製カフェオレだぞ」
「わあ、ありがとう」
娘は目の前に置かれたマグカップを覗き込み、頬を綻ばせた。
熱々のブラックコーヒーが入ったマグカップをテーブルに置き、ラルフは娘と夕食をともにする。
一人で食べるピザも悪くはないが、娘と一緒に食べるピザは格別に美味かった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ