第35話
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本人がいない所でわざわざ立ち入ろうとするとは。」
「…………!」
(フフ、相変わらず鋭いわね。)
アーロンの言葉にフェリが答えを濁して気まずそうな表情を浮かべている中苦笑を浮かべたヴァンの指摘にアーロンは目を見開き、ユエファは感心していた。
「誰だって一つや二つ、自分だけで抱えてることはあんだろ。現にお前さんの”身内”の二人もそうだったじゃねぇか。――――――ホームから離れた上、尊敬している姉が隠し事の件をお前さんにまで今まで隠し続けていた事を知っちまったことで随分と器が縮こまったんじゃねえのか?」
「フン――――――確かにちぃと大人げなかったかもしれねぇな。所詮は乳臭ぇ小娘、”背景”がどうだろうが気にする必要もねえか。どのくらいの覚悟で加わってんのかは背中を預ける以上、確かめてぇトコだが。」
(全く……貴方もアニエスの事は言えないでしょうに。)
「…………アニエスさんはわたしたち以上に本気かと。」
アーロンの言葉にユエファが呆れている中フェリは真剣な表情で指摘した。
「ま…………そうだな。強力な護衛が常に傍に付いているとはいえ、お前らみたいに武術や戦闘技術があるわけでもねえのに――――――強引に押しかけて既に何度も修羅場を潜り抜けているくらいだ。」
「ハン……――――――しかし言うだけあって乗り心地も悪くねえじゃねえか。チンタラ走ってねぇでもうちょい飛ばせねぇのかよ?」
「るせえ、安全運転だ。文句言うならほっぽり出すぞ。」
その後ヴァン達は記念公園に到着した。
〜ディルク記念公園〜
「う〜ん…………空気が美味しいですね。」
「ハン、旧首都のすぐ近くにこんな所があるとはな。しかし、人が殆どいねぇぞ?」
「ああ、普段はバスも通っててそれなりに人がいるんだが。例の依頼絡みで昨日から休園してるらしい。」
「本当だ、閉まっちゃってます。」
アーロンの疑問に答えたヴァンの話を聞いたフェリは目を丸くして閉まっている公園の出入り口を見つめた。
「話は通ってるはずだ。管理人に聞いてみるぞ。」
その後管理人に事情を説明して出入り口を開けてもらったヴァン達は公園に入った。
「魔獣の情報があんのはこの道のエリアだ。夕方前に片付けて戻るぞ。」
「ハッ、それを済ませたら歓楽街あたりでてめぇの奢りか?」
「誰が奢るかっつーの。」
「あの像は……」
アーロンの言葉にヴァンが反論していると公園内の女性の銅像に気づいたフェリは目を丸くして銅像を見つめた。
「ああ…………女革命家の像か。シーナ・ディルク――――――民主化革命の母、だったか。」
「ああ、彼女の
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