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星河の覇皇
第八十六部第四章 エウロパが受けた衝撃その二十七

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「それでもな」
「そうでしたね」
「その身長でもですね」
「ベートーベンは小柄ではなかった」
「中背でしたね」
「そして当時の彼等よりもな」
 今のエウロパ人の方がというのだ。
「強くなる」
「今の我々の方が」
「だからですね」
「体格も重要ですね」
「そのことも」
「それは食育でだ」
 どういった食事を摂るかでというのだ。
「変わる、しっかりと栄養を摂ればな」
「それで、ですね」
「体格はかなり変わりますね」
「そうですね」
「そうだ、連合の者達の様にだ」
 平均身長一九〇ある彼等の様にというのだ。
「なるにはな」
「食事ですね」
「それが重要ですね」
「どういったものをどれだけ口にするか」
「そのことが重要ですね」
「あの者達はバイキングの様に食べる」
 かつて欧州中を荒らし回った北欧の戦士達の様にというのだ。
「そして我々から見るとバイキングの様に大きい」
「左様ですね」
「あの者達は」
「実に大きかったです」
「まるで巨人でした」
「十センチ違うので」
「それで、でしたね」
「そうだった、あの巨大さはだ」 
 まさにというのだ。
「あの者達の驚異の一つだった」
「白兵戦で苦戦した事例が多いです」
「あのエウロパ戦役で」
「彼等の装備も厄介でしたが」
「それと共にでした」
「彼等の大きさも」
「そしてその巨体からの体力も」
「そうだった、だからだ」
 そのことを見てというのだ。
「我々もだ」
「大きくなることですね」
「そのことも重要ですか」
「生涯学習だけでなく」
「食育もですか」
「体格には動物性蛋白質が大きく影響する」
 身体を作るそれがというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「何故かつて人類は小柄だったか」
「動物性蛋白質の摂取が少なかったからです」
「そのせいです」
「そうだった、それでだ」
 動物性蛋白質の摂取の為にはというのだ。
「それで一番いいのは牛乳だ」
「よく言われますね」
「牛乳は体格を作ってくれると」
「その様に」
「肉もいいが」
 それだけでなくというのだ。
「やはりな」
「牛乳ですね」
「食べるより飲む方が摂取する機会が多いですし」
「それで、ですね」
「牛乳がいいですね」
「だから牛乳をだ」
 この飲みものをというのだ。
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