暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第百二十九話 運動会の進展その十一

[8]前話 [2]次話
「お味噌でもいいみたいよ」
「合うのね」
「梅干しもね、上杉謙信さんがね」
「あの人お酒大好きだったしね」
 毎晩かなり飲んでいたことで知られている。
「そのおつまみがね」
「お味噌だったの」
「梅干しや干し魚やお塩で」
 そうしたものが肴でというのだ。
「飲んでいたらしいわ」
「お味噌っておつまみにもなるのね」
「実際お魚の西京漬けなんてどう?」 
 酒の肴にとだ、理虹は言った。
「ご飯に合うけれど」
「確かにお酒に合いそうね」
 留奈は確かにという顔で頷いた。
「西京漬けは」
「徳に日本酒にね」
「そうよね」
「それで謙信さんもね」
「お味噌を肴にしてたのね」
「そうした時もあったそうよ」
「梅干しや干し魚もだと」 
 留奈は他の聞いた肴の話もした。
「結構健康的?」
「そうよね」
「あっ、注意しないといけないのは」
 料理部のかな恵はその肴達のことを言ってきた。
「塩分よ」
「あっ、それね」
「うん、どれもね」
「塩分高いわね」
「お塩はそのものでしね」
「塩分のね」
「だからね」
 留奈にそれでと話した。
「そのことに注意よ、お酒もだしね」
「高血圧とかになるわね」
「実際謙信さんってそれでお亡くなりになってるし」
「脳卒中か脳出血でよね」
「脳梗塞かね」
「どっちにしてもお酒と塩分ね」
「そうだったしね」
 雪隠、トイレで倒れたという。
「だからね」
「塩分注意ね」
「お味噌もね」
「やっぱり注意ね」
「確かに美味しくて身体にもいいけれど」
 こうしたことは事実だがというのだ。
「塩分が高いことはね」
「頭に入れないとね」
「だからお塩、お醤油と同じで」
「摂り過ぎには注意ね」
「そこはね。ただそんなね」
 かな恵はこうも言った。
「謙信さんみたいじゃないなら」
「大丈夫ね」
「あの人は毎晩飲んでたから」
 それも多量にだ。
「その分ね」
「摂る塩分もなのね」
「凄かったから」
「お亡くなりになったのね」
「そうだからね」
「普通に摂っていたら問題なしね」
「そうよ、ただ程々なら」
 そう言っていい量ならというのだ。
「お味噌や梅干しをおつまみにするのはね」
「健康的ね」
「そう言っていいわ」
「干し魚もよね」
「うん、お塩もね」
「程々ならいいのね」
「また謙信さんは凄かったから」
 その酒量のことをまた言うのだった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ