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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
第6章
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髪の毛からフレグランスの良い香りがしてきて「あのぅ 先輩って いつも 素敵ですね」

「??? そうかしら? あなた この前 私が帰る時に お会いしたわね」

「そっ そうです 実は 先輩にお会いしたくってー」

「そうなの? なにか用事があったの?」

「いえ ただ 先輩にお会いして見たかっただけなんですけど・・・素敵な方だと聞いていたから・・」

 その会話を伊織利さんも桐山さんも呆然として聞いていたのだ。すると、深川翠さんが

「まぁ 私も 一度、大学のアイドルにお会いして見たかったのよ あそこで、出会った時 すぐに あなたのことってわかったわ」

「えっ そんなー 私 あのー もっと 先輩のこと・・・ 友達・・ちゃう・・・あの もっと知りたくて、いろいろと教えてもらったらー」と、私は、どう話したら良いのか、口の中でもごもごしていたら

「いいわ 私も あなたのこと もっと知りたいわ お友達になれたらね それにね あなたに、お話ししたいこともあるの 今度 水曜日のお昼 学生食堂で また お会いしましょ」と、その時、桐山さんが「へぇー」と、思わず言っていた。

「わかりました 必ず 行きます」と応えると、先輩はさよならしながら消えて行った。

「真織 なんだよー あの人に憧れてんのか?」

「うん でも 男の子って訳じゃあないから イオも安心でしょ」と、伊織利さんに向かってウィンクしていたのだ。
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