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リュカ伝の外伝
Let It Be
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入り交じった感情で社長等の後に付いて進むと、シスター()かりの奥から、これまたインパクトのあるシスターが姿を現す。

年の頃ならリュリュ様よりかは多少(?)上……だと思われるのだが、何がインパクトなのかと言えば……う〜ん……言い辛いのだが……その……巨漢!?
そう、彼女は初見では驚かない方が無理があるくらい巨漢な女性なのだ!

彼女も皆さんと同じくシスターの服(スカプラリオ?)を着ているのだが、私とアイリーンとちょっと無理をすればヴァネッサ先輩が一緒に着られそうなくらいワイドにデカい。
ここまでの流れで言ってしまうが、彼女もかなりの巨乳だゾ。ただ全体的に大きいだけで、カップ数となると……?

シスターの服(スカプラリオ)の所為でヘアースタイルは判らないけど、プックリとパッツンパッツンに張った丸く大きい顔には、牛乳瓶の底をレンズ代わりにした様な丸眼鏡を掛けている。社長とお揃いに見えるのだが、社長の方には度が入っておらず伊達眼鏡なのに対して、彼女の眼鏡には確実に度が入っているだろう……しかも結構強めに。

こう言うのって眼鏡を外すと絶世の美女ってパターンが往々にしてある(特に演劇の世界とかでだけど)のだが、彼女は顔の汗を拭うために一度眼鏡を外したのだが、顔に肉が多すぎて結構な細めになっており……正直絶世の美女では……無い。
……これ以上彼女の容姿について語るのは止めよう!

我々が進むに合わせて彼女も近づいてきて、程良い距離になったところで社長が、
「先ずは紹介するね。彼女の名前は“カサンドラ・ファン・クラブ”ちゃん。この国の貴族“クラブ侯爵家”のお嬢さんだ。まぁ貴族だからって特別扱いする必要性は無いよ」

「よろしくお願いいたします、カサンドラ・ファン・クラブと申します。如何(どう)かカサンドラとお呼びください。本日よりピアノを習う事となりました……音楽の基本は学んできたつもりですので、どうぞその辺はよしなにお願い致します」

社長の言われるとおり“貴族”で有る事を意識する必要性は無さそうだ。
かなりソプラノな声質で、声量も申し分ないくらいデカい!
この距離で聞こえるから、もう少し小声で喋って欲しいわね。

そんな事を考えてる内に他の方々や我々の紹介が終わる。
遠目ではリュリュ様を眺めた事はあったが、やっぱり間近で見ると絶世だわ!
世の男共が夢中になるのも共感出来る……だが、その美しさを台無しにする程極度のファザコンという話だが……?

いくつか事務的な話が終わると、社長が持ってきた新曲の楽譜が皆さんに配られる。
殆どの人が楽譜を見ても理解出来ないのだろう……理解出来る歌詞だけを小声で読んでいる。
そこで社長から「取り敢えず一度僕等で歌ってみようか。ヴァネッサちゃんは通しで弾ける?」
「午前中の
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