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リュカ伝の外伝
先ずは学び
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ビンゴを当てた彼にも当て嵌まり、1回の教習事に12(ゴールド)の料金を支払わなければならない。
また他にも、各段階の試験も試験費用が別途必要で、各20(ゴールド)支払う必要が発生する。

言い忘れたがこの国で免許(魔道車運転免許証)を取得出来る資格がある者は、義務教育課程を卒業している者または簡単な読み書き計算が出来る16才以上の者とされている。
要は 教習所(魔道車運転免許取得学校)の内容を理解出来る者だけという事だ。

教習所(魔道車運転免許取得学校)の勉強に付いてこれる者だけが免許(魔道車運転免許証)を取得出来るという事なのだが、先程ビンゴが当選した少年の友人であるサラボナの小倅の様な外国人も、我が国での免許取得は問題無く出来る。

だが当然ながら免許(魔道車運転免許証)として効果を発揮出来るのは我が国(グランバニア)内だけである。
(魔道車)を購入して故郷(彼の場合はサラボナ)に持ち帰り、乗り回して事故を起こしても、それ即ち自己責任!
『危険な乗り物を発明販売した! 責任取れ!』と文句を言おうものなら、リュカ様がブチ切れること間違いなし。

当然だが今回の(魔道車)関連の開発・発表・販売等は友好国にも告知しており、互いに各国で広めていく約束はされているので、サラボナもテルパドールも新興国家アリアハンも……最友好国のラインハットだって免許(魔道車運転免許証)制度と 教習所(魔道車運転免許取得学校)制度を自国に導入する為に、何百歩も先んじている我が国に人を送り学ぼうとしている。

「うぉ! き、きた……来たぞ! ビンゴだー!!」
ほぅ……
如何(どう)やら更なる当選者が出たらしい。

俺と同年代くらいの男性……傍には奥様だと思われる相応の年齢の女性と俺の息子(ピパン)よりは年上の娘さんを連れた家族だ。
手にしたビンゴカードは……何と青色!

これで彼は無料で(魔道車)を入手出来る。
さて……何所の会社のどの(魔道車)を希望するのかな?
羨望の眼差しで一家を目で追っていると、(株)レックスのブースへと向かって行った。

そして指さしたるはSUV。
良いチョイスかもしれない。
見た目も格好いいし、SUVなら王都から別の都市に行くにも行きやすい。

勿論、今後はグランバニア中の道が舗装整備される予定なので、他の車種でも移動に不便を感じることは少なくなるだろうが、現状では王都内以外は未舗装なのでパワーがあるSUVは打って付けである。

俺を含めた軍人……及び王都内に務める公務員は免許(魔道車運転免許証)取得を半ば義務化されている為、結構な人数が既に免許を持っている。
俺は勿論GM(グランバニア・モーターズ)の社長なので、自社の|Hanmmer《ハンマー
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