平和的な使い方を心がける
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る……11人乗りよりも5人乗りの方が空いたスペースに荷物を載せられる。
取り敢えず各社は優先的にセダン・SUV・ボックスバンの3種車を完成させた。
(株)レックス・ニットサン(株)・フォンザ(株)以外の企業も開発を頑張ったのだが、資金力等の影響で今一歩だけ出遅れた様子。
そんな中で資金力も技術力も圧倒的な企業が生まれる。
完全国営企業のGMである。
リュカ様が社長になるのだと思っていたら、基本的に軍部の要望を愚見化させる為の起業だからという事で何故だか私が社長に任命(押し付け?)された。
『社長』……響きは素晴らしいが、私は経営のことも魔道車開発のことも一ミクロンも解ってない。
『そんな男が就任して良いのか?』と勿論私も言いましたよ。
するとリュカ様は『良いんだよ誰でも。面倒臭ーからガタガタ言うな』と何時もの様に仰られた。
流石に私もちょっとだけ“ムッ”ときたので、『誰でも良いのであれば、全てに置いて優秀なウルフ宰相閣下の方が良いと思いますが!?』と反抗。
するとその時の会議に集まっていた者等の視線がウルフ閣下に集中。
上手い具合に押し付けることが出来たか? ……と一瞬だけ期待するも、『お前……俺がどれだけ忙しいか知らねーの?』と光が消え去り瞳孔が開きまくった虚無の瞳を向けられ論破されたのだ。凄ー怖かった(泣)
とは言え、民間企業と国営企業で開発を分けた(形式的に)のには理由がある。
リュカ様が軍の発言力が増すことを嫌ったというのが一番の理由だろうが、民間車と軍用車で仕様を分けることが目的とのことだ。
民間車と軍用車の違い……
それは当然だが見た目の違いが一番大きい。
民間車にも道なき道を走行することに特徴を持たせたSUVがあるが、軍用車はその比ではない。
基本的に道など整備されてない荒野・岩場・砂漠・沼地・雪原等を走行することになる為、パワーが違うのだ。エンジンのパワーだったかな?
更に戦闘で使用する……つまりは攻撃を受けることにも考慮に入れて外装は強固に作ってある。その為、重量も当然増える。
しかもフル装備の兵士を6人乗せることが出来る。
運転席に1人・その左側の助手席に1人・そして後部には4人が搭乗出来る。
そして行軍に必要な物資を後部座席の更に後ろに相当量搭載可能で、アタッチメントの装着により屋根や側面にも物資や人員を乗せることが出来るのだ。
これでもかと盛り沢山の軍用車Hanmmerだが、結局は民間も同じ様な車を作ってしまうのでは?
そう考える者も居るだろう。
だがそれが出来ない……現段階の技術力ではあり未来の技術力では如何なってるのか判らないが、それでも現段階では難しい……らしい。
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