キャンギャルはローアングルで!
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今回の展示会をメインで飾る事になった。
当然民間企業が多数で研究開発をしたが、その中心には陛下が常にいた。
殆どのアイデアは陛下からの発案だし、参考になる魔道車もアリアハン製だから民間だけで開発するのにはもっと時間が掛かったであろう。
軍部も納得しないだろう……(まぁ陛下なら力尽くで押さえ付けるだろうけど)
その為、完全国営企業の『GM』も車を開発したが、今回の展示会には参加していない。
なので如何様車が開発されたのかは一般の人は知る事は無い。
でも実は私は見学させてもらっている。
勿論ルディー君の縁故で見学出来た。
生まれて初めて国産の車を見たのだが、その重厚感に驚いた。
軍用車という事で車内も広く、完全装備の兵が運転手含め6人乗れる。
後部の貨物収納も広く、車外の屋根などにも色々装備を付ける事が出来る。
因みにこの軍用車は“Hanmmer”という名称だ。
陛下なりに名前の意味があるのだろうが、凡人の私が聞いても理解出来ないだろうから聞かないでいたが、物怖じしないルディー君はそんな事は気にもせずに『何でこの車はHanmmerって名前なんですか?』と聞く。
開発に携わった方々も気になっていたらしく、陛下の答えを聞こうと一斉に静かになった。
だが陛下の答えは『ほら、うちGMって会社名にしたじゃん。本家と違ってグランバニア・モーターズなんだけど、だから“Hammer”をパクった』と、やはり凡人には理解出来ない事を……
なおそれを聞いたルディー君は『へぇ……パクリなんですか』とのこと。
そこだけをピックアップするんじゃ無い!
陛下は苦笑いでやり過ごしていた。
さて、そろそろ本日の展示会に話を戻そう。
私が何故この展示会に来る事になったのか……
勿論それはルディー君のお陰(所為?)だ。
彼に唆される形でプリ・ピーに興味を持った。
だがルディー君には申し訳ないが、私は彼程の嵌まり方はしなかった。
それでも曲とかに興味を持ったので、彼が勧めるままMPとCCを購入。
購入はプリ・ピーのコンサートが終了した直後に、コンサート会場となった城内カフェの向かいにあるPONYの本店でだ。
目的の物も購入したし、ルディー君が自分の部屋で今回のコンサートについて語ろうと言いだしたのだが、私は店内にあったとある商品に目を奪われた。
店員さん……因みに社長さんだった……によれば、私が気になった商品は|MSV《マジック・スチール・
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