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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
再会したあたしは、快く迎え入れる
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しかし、
「な、なに…アレ?」
それを塗りつぶすように文字が書かれている
かろうじてCH-Zと読めるが、なんの意味だろうか?
「『
CH-Z
(
チーズ
)
』だ。」
「ち、ちーず?」
「おいおーい。もしかして俺達知らない系的な?」
と、続けて装甲車から3人目が降りてきた。
「…っ。」
「あーそう身構えなくていい感じよ?とりあえずどーも。『CH-Z』のリーダーやらせてもらってる的な、レジーでーす。」
サングラスに長髪。
髭を生やしてどことなく胡散臭さを感じさせる彼はこいつらのリーダーと名乗った。
そもそも、CH-Zってなんだ?
「なぁなぁ、おねーさんは動画とか見ない系?」
「そういうの、興味無いから。」
「わーお、現在進行形人生損しまくりんぐMAXじゃん。」
と、わざとらしく両手を上げてオーバーリアクションで返事をするレジーと名乗る男。
すると、
「知ってるよ。クソ迷惑なYouTuberモドキだろ。」
賢士が吐き捨てるように答える。
「知ってんの?」
「ああ。SNSじゃ超有名人だ。勿論悪い意味でな。葛城財団所属の動画投稿集団。それがCH-Z。」
「財団所属…っ!?」
そのワードを聞いてよりいっそう強く睨みつけるが、
「おうおう、それはちょーいと間違うとるで。」
意識外、背後からまた別の声。
装甲車がぶち破った入口だったところから、また新たに4人目が入り込んできた。
いや違う、5人目と6人目も一緒だ。
「ワイらは残念なイケメン達で構成された超絶有名動画配信者。でももう葛城財団はやめたんや。」
車椅子を押しながら背の低い関西弁の男が現れる。
座っているのはオレンジの髪の男。
がっくりと頭は項垂れており、表情はうかがえない。
そして隣にいるのは
「葵様…あれは…!」
香子がいち早く反応する。
「なんや、ワイらがサーヴァント持ってんのが余程不思議か?え?」
見たことは無い、
だがこの気配は、間違いなくサーヴァントだ。
「ほんじゃあ自己紹介しとこか?ワイはshoot。CH-Zの賑やかし担当や。んでこいつはミッツ。」
と、親指で己を指し、それから車椅子の男の名前を言ったシュートという男。
そして隣は
「おい、ほら。」
「はーい呪っ殺〜。本音がダダ漏れ、どもれちゃんことモレーちゃんでーす。」
「って、真名名乗ってまうんかーい!」
やかましい関西弁男はもうこの際いい。
気になったのはモレーと名乗った女性のことだ。
「あ、その顔はアレだね。『え?モレーってあのジャック・ド・モレー?でもあの人は男じゃなかったっけ?』って顔だね。」
「……。」
「何?無視?胸無ぇ上に気に
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