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スーパー戦隊超決戦
第十六話 発見その十五

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「それぞれの組織が手を組んで利用しようとしているし」
「私をか」
「宇宙征服とかに」
「私はもうそんなことには興味がない」
 ドクターマンはまた答えた。
「一切な」
「それなら」
「諸君等にか」
「保護された方がいい」
「そうなるか」
「けれど決めるのは貴方だから」
 ドクターマンに顔を向けて告げた。
「それは」
「そうか、では少しの間だ」  
 ドクターマンはナーガを見返し彼に言った。
「時間をくれるだろうか」
「決めるまで」
「そうしてくれるか」
「うん、いいよ」
 ショウが答えた、それも即座に。
「それじゃあね」
「有り難い、ではな」
「けれどここに貴方がいることがわかったから」
 それでともだ、ショウは話した。
「ここには戦隊の皆がね」
「来てか」
「護衛をさせてもらうよ」
「それぞれの組織が来てもいい様にだな」
「ダブデドが出て来てもね」
 若しそうなってもというのだ。
「いい様にね」
「わかった」
 了承する返事だった。
「受け入れよう」
「それじゃあ」
「うむ、だがダブデドについてだが」
 今話している彼の話もした。
「あくまで私の仮定だ」
「復活するということは」
「このことは言っておく」
 こうショウに話した。
「くれぐれもな」
「そうなんだね」
「出来ればだ」
 それこそというのだ。
「私としてもな」
「実際に復活して欲しくないね」
「確かに私は人間を滅ぼそうとした」
 ドクターマンは自分の行いを否定せずに述べた。
「だがそこにはだ」
「貴方は理念があったね」
「だがあの男にはない」
 ダブデドにはというのだ。
「あるのはだ」
「悪意だけだね」
「そうだ、だからな」
「貴方としては認められないんだね」
「理想がない」
 悪意のみでというのだ。
「ああした輩をどうして認められる、共闘もしなければ」
「手下になることもないね」
「そうなる位ならだ」
 それこそというのだ。
「諸君等の護衛も受けたい」
「そうだね、それではね」
 ショウはそれならと応じた。
「これから貴方が決断するまでね」
「護衛をだな」
「させてもらうよ」
「それではな」
「うん、それとね」
 ショウはドクターマンとの話が一段落したことを感じながら彼に対してあらためてこんなことを言った。
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