第四章
28.ロンダルキアの地下資源
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うのはちょっと……。私たちは教団なので、その拡大手段はできれば武力ではなく布教であってほしいのです。ハーゴン様やハゼリオ様は基本的にそうされていましたし」
「ムーンブルクには攻め込んだではないか」
「おっしゃるとおりなのですが、その結果ああいうことになってしまったので……。ハーゴン様たちをもってしても失敗したやり方を、能力ではるかに及ばない私たちがやるというのは危険です。さらに酷い結果になるかもしれません。滅ぼされてしまっては、せっかくのハーゴン様の教えも広めることができなくなってしまいます」
「……」
「もう二度とああいう惨劇は見たくないといいますか……。ケイラスさんには我慢をさせてしまうことになって申し訳ないですが――」
「やはりだいぶ想像していたものと違う。そんな弱腰で破壊の神を崇めていた教団と言えるのかな」
金髪の青年は眉間のシワを深めながら、部屋から退出していった。
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