第八十一話 大教会でも一緒その六
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「お姉ちゃん上手ね」
「そう?」
私は自覚がないので少し苦笑いで応えました。
「別にね」
「ううん、凄く上手よ」
小学校低学年位の娘でしたがこう言うのでした。
「本当にね」
「そうだといいけれどね」
「どうしたらそんなに出来るの?」
「やっぱりずっとやってるとね」
寮にいても実家とかでしています。
「慣れるのよ」
「そうなの」
「お手伝いとかしていたらね」
お家のお仕事のです。
「それでね」
「私も上手になるの?」
「絶対になるわよ」
今度はにこりと笑って言えました。
「そうしていたらね」
「やっていったらいいの」
「最初は誰でも出来ないのよ」
女の子に出来る限り優しくお話する様に心掛けてお話しました。
「どんなことでもね」
「お料理でもなの」
「そう、けれどね」
「何度もやっているとなの」
「そう、出来る様になるの」
こうお話しました。
「だからね」
「私もなのね」
「そう、何度もね」
それこそとも言いました。
「やっていったらいいの」
「お料理はそうなの」
「それで他のこともよ」
私の経験からもお話しました。
「やっていくとね」
「出来るのね」
「だから最初は全然駄目でも」
私もこうしたことがどれだけあったか。
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